SpaceX、同じロケット第1段で5回目の打ち上げと回収に成功

2020年6月6日 20:58

印刷

記事提供元:スラド

SpaceXは日本時間4日、今回で8回目となるStarlink衛星打ち上げミッションをケープカナベラル空軍基地で実施した(SpaceXのニュース記事Ars Technicaの記事SlashGearの記事動画)。

Starlink衛星を積んだFalcon 9ロケットが打ち上げられたのは日本時間4日10時25分。打ち上げ後15分過ぎに60基のStarlink衛星を予定軌道に投入し、打ち上げは成功した。打ち上げからおよそ8分48秒後にはロケット第1段が大西洋上のドローン船「Just Read the Instructions」に着陸。回収も成功した。今回打ち上げられたStarlink衛星は、天体観測への影響を低減するための日よけを装備したVisorSatとなっている。

今回使用したロケット第1段は2018年9月のTelstar 18 VANTAGEミッションと2019年1月のIridium-8ミッション、2019年5月2020年1月のStarlinkミッションで使われたもの。SpaceXが同じロケット第1段を5回の打ち上げに使用し、回収も成功するのは今回が初となる。同じロケット第1段を使用した5回目の打ち上げは3月のStarlinkミッションで成功しているが、回収は失敗していた。

ちなみにFalcon 9ロケットは4日、初めて打ち上げられてから10周年を迎えたそうだ(SpaceXのツイートSpace Launch Report - SpaceX Falcon 9 Data Sheet)。 

スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | ビジネス | 通信 | インターネット | idle | 宇宙 | IT

 関連ストーリー:
OneWeb、衛星コンステレーションを48,000基まで拡大できるようFCCに申請 2020年05月30日
SpaceX、衛星コンステレーションが天体観測に及ぼす影響を低減するため日よけ付き衛星を開発 2020年05月02日
SpaceX、同じロケット第1段で5回目の打ち上げに成功 2020年03月20日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事