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「次亜塩素酸水」現時点では有効性は確認されず、噴霧も推奨せず

2020年6月2日 08:28

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記事提供元:スラド

 先日、次亜塩素酸水を噴霧することの除菌効果や人体への影響はまだ未検証、一方で導入事例も増えるという話題があったが、製品評価技術基盤機構が5月29日に発表した「新型コロナウイルスに有効な界面活性剤を公表します(第2弾)」の資料内で、現時点で次亜塩素酸水の新型コロナウイルスへの有効性は確認されていないとの言及が行われた(NHK「次亜塩素酸水」等の販売実態について(ファクトシート))。

 これによると、そもそも次亜塩素酸水については製法や原料、液性(pH値)、次亜塩素酸濃度、製造日や使用可能期間、次亜塩素酸以外の成分といった情報が明記されていないものが多いという問題があるそうだ。さらに、消毒・除菌等の有効性の根拠が明確でないものが多く、有効性試験を行なっている場合でも適切な評価を行なっているのかどうかの懸念もあるという。また、次亜塩素酸水は有機物や紫外線によって分解され殺菌効果が減少するため、遮光性のないボトルに入っている場合問題があるとしている。

 さらに、次亜塩素酸水の空間噴霧についても同様に新型コロナウイルスへの有効性は確認されていないとし、さらに一般論として消毒剤の噴霧は空気や表面の除染のためには不十分だという。また、こうした噴霧による「ウイルス除去」の効果やその安全性を評価する方法は確立されていない。一方で次亜塩素酸の噴霧による健康被害は報告されており、さらに金属の腐食やゴム類の劣化といった影響も発生する可能性があるそうだ。

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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

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