ミヤオ、2020年秋冬コレクション発表 ピュアな甘い花々と交じわり合う時

2020年4月1日 19:49

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記事提供元:ファッションプレス

 ミヤオ(MIYAO) 2020年秋冬コレクションが発表された。

■ピュアな花々を散りばめて

 「甘いテイストを意識した」と語るデザイナー 宮尾史郎の言葉通り、今シーズンは洋服の随所にロマンティックなムードが感じられる。その象徴となるのは、刺繍やプリント、ブレードとして登場した様々なフラワーモチーフ。中でも小花で縁どったチュール素材のアイテムは、まるでウェディングドレスの“ベール”のような、ピュアな表情が印象的だ。トレンチコートやブラウスといったクラシカルなピースに、アウターとして重ねることでドレッシーなムードへと導いてる。

■柔らかなシルエット

 ふんわりと丸み帯びた、柔らかなシルエットも散見された。ライダース風のディテールが目を惹くジャケットは、キュッとウエストマークしたパンツと合わせることで、豊かなドレープを描く。また空気を孕んだように膨らむバルーン型のジャケットは、同色のスカートと合わせることで、ひとつのドレスのようなビジュアルに仕上げている。

■“甘さ”に加わる、エッジーなムード

 リボンやフリル。こうしたフェミニンなディテールもまた、今季のコレクションに甘いスパイスをもたらしていく。しかし同時に、どこかエッジーなムードが漂っている点も忘れてはならない。デザイナーの宮尾が取り組んだのは、生地に立体感をもたらす“ダーツ”をディテールとして取り入れたあと、あえて“くり抜くこ”という作業。こうして出来上がったスリットのような大胆なカッティングが、デコラティブなスカートやズボンにモードな表情をプラスしているのだ。

■パレット

 カラーは、生成色とブラックを中心に、淡いピンクをほんのりと加えて。プレーンカラーを主軸にする中、ダークカラーのフラワープリントがひと際ミステリアスなムードを纏って登場している。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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