北朝鮮、ICBM・SLBMに使用の固形燃料を実験か 日本の核脅威は現実性を増した (3/3)

2019年12月29日 07:04

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■北朝鮮のミサイル技術

 こうした世界の技術レベルの中で、北朝鮮はICBMを開発しており、このほど液体燃料から固体燃料にすることに成功したようだ。北朝鮮は現在原子力潜水艦を持たないが、潜水艦発射ミサイル、SLBMとそれを運んで水中から発射する潜水艦を建造しているようだ。技術的には日本の海上自衛隊の追跡が可能な範囲であると思われるが、先制攻撃は出来ることとなり、日本にとっても厄介な存在となりえるものだ。

【前回は】北朝鮮、ICBM・SLBMに使用の固形燃料を実験か 日本の核脅威は現実性を増した (2/3)

 北朝鮮は、地下サイロなどではなく移動式の車両にミサイルを載せ森の中などを移動しており、その存在を瞬時には掴めないことを狙っている。しかし、発射前に液体燃料を注入していると、衛星などでアメリカ側に捉えられてしまい、発射前に破壊されるものと考えられてきた。

そこで、固体燃料ロケットエンジンの開発を進めていた。固体燃料はミサイルに積んでおくことが出来るため、発射前に発見される危険が激減するのを狙っている。

時間がたてばたつほど北朝鮮の技術開発が進むのは明白で、短距離ミサイルと言えども発射実験を見逃すことは、それだけ脅威が増すこととなる。トランプ米大統領との首脳同士直接の話し合いは、その背景が解決できない、まとまらないと見ることが出来る。

 このように、北朝鮮の核兵器は実用レベルになってきたと言える。こうしている間にも北朝鮮は、発射間隔を縮めるなど技術レベルを上げており、政治的にも発言力を増していると言える。トランプ大統領はこうした技術レベルの進歩と政治的判断の関係性が繋がっておらず、日本にとっては危険な状態が増していると言える。

また、中国は宇宙戦争の準備を進めており、この先日本の防衛は、確実な報復力として「SLBM搭載原子力潜水艦」保有しかないのかもしれない。

 今後、スターウォーズが始まるのは時間の問題で、宇宙に核兵器がすでに配備されている危険すらある。つまり技術の進歩は、必ずしも人類の幸福には結び付かないことを認識してほしい。ゲノム解析やSNSも、ひょっとしてマイナス面のほうが大きいかもしれないと考えることが人類には必要だ。それは「地球温暖化」の問題を考えれば分かることだ。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

関連キーワードアメリカ中国北朝鮮海上自衛隊核兵器地球温暖化

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