赤い車の魅力

2019年11月16日 15:14

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「赤いコスモが嵐になった」のキャッチフレーズでCar of the Yearを獲得したコスモAP(マツダ広報公認画像)

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 山口百恵が1978年、第29回NHK紅白歌合戦に出場した際のこと。「プレイバックPart2」の歌詞の「緑の中を走り抜けてく真紅(まっか)なポルシェ」(作詞:阿木燿子)の、ポルシェの部分を、NHKの性格上、固有の商品名はNGだと、「緑の中を走り抜けてく真紅(まっか)なクルマ」と変えて歌わせられたとの噂がある。

 実際には、この第29回紅白の、紅組トリでの場面では「ポルシェ」と歌ったそうだが、それまでの歌番組では「ポルシェ」を「クルマ」として歌わせられた様だ。

 「真紅(まっか)なポルシェ」だからこそイメージも膨らむ。若い女性がポルシェで颯爽と走るからこそ、続く歌詞との連続性、物語性が想像され、イメージが拡がるのに~。

 考えれば判るが、真紅なクルマが「スズキ・アルト47万円」の赤い軽自動車だったり、カローラとかの大衆車だったりしたら、乗っている「お姐ちゃん」まで、どこにでも居そうな「ダサいちゃん」としか想像できない。

 粋なお姐ちゃんが、颯爽とポルシェを走らせるからこそ、「馬鹿にしないでよ そっちのせいよ」との啖呵もカッコイイ。

 昔から「赤い車」で真っ先に思い浮かぶのは1975年登場した「マツダ・コスモAP(2代目コスモ)」や1980年に登場した「マツダ・ファミリア・ハッチバック(5代目ファミリア」」だろう。 

 マツダ・コスモAPリミテッド(1975年サンライズレッド)

 「赤いコスモ」の時の、コスモAPの「サンライズレッド」は、当時はボディ塗色の割増し価格は無かったが、原価で数万円以上高価な輸入塗料を使用したと聞く。

 このコスモのCM曲、「マイ・ラグジュアリー・ナイト」を歌った、しばた はつみ は、第28回紅白歌合戦に、このCM曲で出場しているが、コスモの商品名が歌詞に含まれなかったからだろう。

 現在も「赤い車」が目立つのはマツダで、追加価格が必要でも綺麗な赤は人気色だ。マツダの赤は「ソウルレッド・プレミアムメタリック」で鮮烈な印象を与え、現在は「ソウルレッド・クリスタルメタリック」。

 赤ヘルでお馴染みの広島東洋カープのヘルメットも、配合は微妙に異なるが、基本、「ソウルレッド・プレミアムメタリック」だ。マツダは「匠塗 TAKUMINURI」と名付けて、デザインとカラーにこだわっている。

 郵便局の軽バンとかで、色褪せてみすぼらしくなっているのを見かけた事があるだろう。赤い塗料は、褪色に問題がある。

 赤い車はカッコイイが、普段、直射日光下に駐車している車は、影響が出易いので、手入れも他の塗色の車より、少々デリケートに扱ってやって欲しい。(記事:沢ハジメ・記事一覧を見る

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