Apple、香港のデモと警察の動向を地図上に表示のアプリをStoreから削除

2019年10月13日 11:19

小

中

大

印刷

記事提供元:スラド

Appleは10日、香港の民主化デモと警察の動きを地図上に表示するアプリ「HKmap 即時地圖」をApp Storeから削除した(South China Morning Postの記事The Vergeの記事Reutersの記事Mac Rumorsの記事)。

このアプリはWebサイト「HKmap.live」の公式アプリ。Webサイトで提供されている地図データをアプリ内で表示できるようにしたもので、ユーザーから提供された情報をもとにデモの実施状況や警察の動きを確認できる。当初の審査でAppleは、警察の取り締まりを逃れるための情報を提供して非合法な活動を支援するものだとして却下していた。開発者は香港での安全情報を提供するためのもので違法行為を推奨してはいないなどと主張しており、その後の再審査で反論認められてアプリは10月5日ごろ公開された。

アプリは香港のApp Storeで「旅行」カテゴリ1位(Googleキャッシュ)になるなど人気を集める一方、暴徒を支援しているなどと中国国営メディアから強く批判されることになる。アプリが削除されたのはその翌日だが、Appleではアプリの情報が警察官への攻撃や、警察の見回りがない区域での犯罪に悪用されているとの確証を得たと述べており、中国政府からの圧力には触れていないようだ。なお、Apple CEOのティム・クック氏が従業員に宛てたとされるメモもPastebinで公開されているが、このメモにも同様の記述がみられる。このメモの出所は不明だが、最後に「Tim」と書かれている以外はBloomberg Newsが入手したというメモの内容と同一だ。

公式アプリのパブリッシャー、BackupHKが別途公開した非公式アプリもApp Storeから削除されているが、Android版の非公式アプリは現在もGoogle Playで公開されており、HKmap.liveサイトも引き続き利用可能だ。 

スラドのコメントを読む | アップルセクション | セキュリティ | ソフトウェア | 政治 | アップル | iOS | 中国

 関連ストーリー:
香港のデモ、ポケモンGoや出会い系アプリを情報伝達に利用 2019年08月09日
中国の検閲に対抗するためAirDropで情報を拡散する香港デモ参加者 2019年07月12日
香港のデモ参加者、当局による追跡を避けるため券売機に並んで切符を買う 2019年06月19日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード中国GoogleAndroidApple香港ティム・クックGoogle Play

広告

広告

写真で見るニュース

  • フィッシャープライスのバイリンガル知育玩具「バイリンガル・わくわくピアノ」。(写真:マテル・インターナショナル発表資料より)
  • 大丸芦屋店1階のリニューアルイメージ(大丸松坂屋百貨店発表資料より)
  • 研究グループが開発した世界最小のクロック回路を搭載したチップ写真(写真:東工大の発表資料より)
  • 新型フィット・e:HEV HOME(画像: 本田技研工業の発表資料より)
  • (c) 123rf
 

広告

ピックアップ 注目ニュース