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インドの月探査機チャンドラヤーン2号着陸機、降下中に通信途絶える
記事提供元:スラド
インド宇宙研究機関(ISRO)は7日、月の南極地帯への軟着陸を目指して月探査機チャンドラヤーン2号の着陸機(Vikram)の降下を実施した(ISROの発表[1]、 [2]、 IndiaTodayの記事[1]、 [2])。
Vikramは2日に月周回機から分離し、3日と4日に軌道離脱マヌーバーを成功させていた。インド標準時7日1時38分03秒には降下を開始し、高度2kmを切るまではすべて順調に進んでいたが、その後通信が途絶えたという。テレメトリーデータによると高度2㎞を切ったあたりから降下軌道に乱れが生じ、高度335mで通信が途絶えたようだ。Vikramの現在の状態は不明だが、ISROでは今後14日間にわたって通信の回復を試みる。
ISROによれば、Vikramとの通信は途絶えたものの、ミッションの各段階ではすべて目標の90~95%を達成しており、引き続き月科学に貢献できるという。チャンドラヤーン2号の周回機は計画されていた軌道に投入されており、過去いずれの月探査ミッションよりも高い解像度(0.3m)のカメラによる高解像度の映像は世界の科学コミュニティーに非常に有益な情報を提供可能とのことだ。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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