gumi、19年5~7月期の営業利益は黒字転換 主力タイトル不調で第2四半期は減収予測

2019年9月7日 20:34

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■1Qは減収も営業利益は黒字に

 gumi(3903)は6日、20年4月期第1四半期(19年5月~7月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比20%減の48億1,500万円、営業利益は1億2,900万円、経常利益は4,100万円とそれぞれ前年同期の赤字より黒字転換。最終損益は1億7,100万円の赤字で、前年同期の7,400万円の黒字から赤字へ転落した。

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 通期の業績予測は合理的な算出が困難であることを理由に開示していない。1Qの期初予想は売上高が50億円だったが、実績は予想に3.8%及ばなかった。一方営業利益と経常利益は0円予想だったものの、結果黒字で着地した。2Q累計業績予想は、売上高が90億1,500万円(前年同期比23.3%減)、営業利益が2億2,900万円、経常利益が9,100万円とした。

■2Qは主力タイトルの売上寄与が限定的で減収見込み

 国内外でモバイルオンラインゲームの開発提供を行うgumi。2014年上場後からブロックチェーン事業やVCとしての投資事業等、事業拡大を行っている。有名なゲームタイトルでは「ファントム オブ キル」や「誰ガ為のアルケミスト」がある。

 有力IPを活用してゲーム開発および運営を行っているが、2Qで大型プロモーションが終了するなど増収となる材料が乏しく、前年同期比で減収予想とした。上場時は大きく期待されていたものの、上場後の動きは芳しくない。

■現在開発中のパイプラインは6本 早期リリースを模索

 gumiは6日の決算説明会資料において、開発中のパイプラインが6本であることを発表。オリジナルタイトル3本、他社のIPタイトル3本の開発を進めており、経営資源の選択と集中を行い、早期リリースに向け努力するとしている。

 他社IPタイトルには、6月10日に事前登録を開始したスクエア・エニックス配信タイトル「WAR OF THE VISIONSファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争」の海外言語版も含まれている。2015年にリリースした「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス」の世界観を引き継いだものであり、注目されている。

■積極的な事業展開も決め手に欠ける状況

 2014年の上場時には、直後の業績下方修正など「上場ゴール銘柄」と話題となったgumiだが、積極的に行ってきた海外事業の縮小を行い事業黒字化に努めてきた。しかし、前期の19年4月期は新規タイトル不調と既存タイトルのクローズで、売上高21.6%減収の212億円5,700万円、最終損益は16億9500万円の赤字だった。

 gumiとしては巻き返しを狙う20年4月期だが、1Qで早速躓いた格好だ。とはいえ人気タイトルとなりうるパイプラインの開発を行っており、開発の進捗次第では業績を押し上げる要因にはなるであろう。これからのリリースに注目したい。(記事:拓蔵・記事一覧を見る

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