スバル・新型フォレスター2020年モデル北米仕様発表 秋に発売

2019年9月4日 12:49

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スバル・フォレスター2020年モデル(北米仕様)(画像: Subaru of Americaの発表資料より)

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  • スバル・フォレスター2020年モデル(北米仕様)
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 品質問題以後もスバルは元気だ。主に北米市場で好評を博し、利益率を高く保ってきたのは、スバル北米部門の販売テクニックによるところが大きいと言わねばなるまい。しかし、スバル自身をはじめ、メーカー各社は「LOVEキャンペーン」を評価できていない。アウトバック、フォレスターなどの商品群やアイサイトを商品力の要とは論じているが、その商品力の魅力をうまく伝えているLOVEキャンペーンの威力が分からないのだ。

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 人間はどこまで行っても人間だ。スバリストが語る言葉を信じることが大きな販売力となっていることを知るべきなのだ。数値データとして表れてこない販売力がそこにある。

 また、品質管理で不安が生じているのがスバルだが、その品質管理で最も重要なことは「諦めない信念だ」。「品質管理」を「マニュアルと教育の強化」で成り立つと信じている専門家がいるが、その基礎はやはり「人間の持つ意思」で成り立つのだ。トヨタが掲げる「もっといいクルマをつくろうよ」とのスローガンは、その中心と言ってよいものだ。AI時代になっても、なおかつ品質保証の要は「諦めない信念」だ。

 不正検査が発覚した時、弁護士のつくった国土交通省向けの報告書は、詳細に事の経緯を捉えているように評価されがちだが、その実は的外れで再発防止策になっていない。現在は「注意します!」と緊張していても、それはいつまでも続くものではない。

 ほころびてしまう前に、設備による保証、作業手順による保証、マニュアルの整備、教育の機会を通じて、品質保証することの意義や役割を社員全体に浸透させ、社員自ら「カイゼン」に向かう心を養うことが決め手となる。それには「投資の意識」で凝り固まった経営陣が、社会に貢献する意識を持つ必要があるのだ。自社の「ビジネスモデル」を理解する必要がある。

 今秋、米国発売となった2020年モデルの新型フォレスターは、最新のアイサイトを標準装備し、最新の車載コネクティビティを搭載した。これは当然であると言える。今回は、スポーツグレードを設けてデザインに特徴を待たせただけだが、「SI-DRIVE」も装備して、モードを変換することでよりスポーティに走ることが出来る。運転手の監視や後席にも気を配るなど、人間のうっかりミスを防ぐ試みがきめ細やかだ。自社の「品質管理」にも、こうしたきめ細やかな配慮が必要だ。

 何より、「LOVEキャンペーン」をさらにきめ細かくカイゼンして、運用することが望まれる。そして、日本国内でも組織的に展開するとなおよい。それには、「ひた向きな営業姿勢」とはどのような効果をもたらすものかを学ばねばなるまい。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

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