AIをフル活用する時代迫る ベンツ・新型CLA人工知能を装備して改良 Sクラスなみに

2019年9月3日 19:29

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新型「CLA」(画像: メルセデス・ベンツ日本の発表資料より)

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 「ハイ、メルセデス」と「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)」を使った音声会話が、ベンツ・新型CLAでも可能となった。自動車が急速にAI搭載となって行く中で、1つの方向性だ。

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 クルマが判断できる範囲は、コネクテッドで急速に広がっていく。ビッグデータの活用が議論されていくが、人間が及ばないほど広く大量のデータを分析しており、現在どのように行動すべきなのかをAIが人間に指示してくれることとなる。いや、何も言わずに自動で動いていくことになろう。

 今回のベンツ・新型CLAは、メルセデスの最上位モデルであるSクラスと同程度の運転支援システムが装備できる。しかし、これはオプション装備となるようだ。できれば全車標準装備としてほしい。クルマによって自動運転に差があることが、これから交通の現場で問題となるだろう。車種のレベルによって差を設けないことが肝要だ。

 新型CLAは、歩行者や車両の飛び出しを検知した場合の自動緊急ブレーキの装備と、前車との距離にとどまらず、車線やガードレールなどのトレース機能を持つそうだが、これを既に装備している車が増えてきた。人間の検知、自転車の検知などが自動車の検知に劣ることがあるのだが、新型CLAの最新の装備で感度が上がっているようだ。その性能の差はどうなのであろう。

 こうした自動運転に通じる装備の拡充と、安全性の向上が相互作用している実際のデータが欲しいところだ。AIによる交通情報の収集分析で、経路の変更や時間待ちなどの判断が精度を増すものと期待する。

 しかしAIによる判断は、「人事採用AI」については人間性の問題があり、判断の過程を表示することが義務付けられてきたようだ。究極は、「殺害の判断」をAI兵器に任せてはならない取り組みなどもあって、人間性との協調を図る動きもある。

 そのような中で、ベンツ日本は車種を増やすことで売り上げを上げる方向で努力しているようだ。CLAは日本市場ではその車両サイズが適当であると思われ、ベンツとしては普及を期待したい車種と言える。

 消費税増税の駆け込み需要があまりない新車販売の現場では、AIの活用をアピールすることで商品価値を高めようと試みているようだ。そのためにAIとの会話にも「ジョーク」を取り入れるなど、さらなる工夫が必要になってきているようだ。

 自動化が進めば進むほど、専門知識、専門技能が要らなくなってくる。したがって商品力アップの決め手は、当分の間AIの活用にかかっているのであろう。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

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