今日の為替市場ポイント:米中対立の早期解消への期待後退でドル買い抑制も

2019年9月2日 08:47

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記事提供元:フィスコ


*08:47JST 今日の為替市場ポイント:米中対立の早期解消への期待後退でドル買い抑制も
8月30日のドル・円相場は、東京市場では106円54銭から106円29銭まで下落。欧米市場でドルは106円53銭まで買われた後に106円11銭まで反落し、106円27銭で取引を終えた。

本日9月2日のドル・円は主に106円を挟んだ水準で推移か。米中対立の早期解消への期待は後退しており、目先的にリスク選好的なドル買いはやや抑制される見込み。

9月1日付で中国からの一部輸入品に対する15%の追加関税が発動された。スマートスピーカー、ブルートゥースヘッドフォン、靴などが含まれている。携帯電話、ノート型パソコン、おもちゃ、衣類に対する追加関税は現時点で12月15日の発動が予定されている。 これに対して中国は1日、米国から輸入する750億ドル相当の製品の一部に対する追加関税を発動した。

トランプ大統領は1日、記者団に対して「今も中国に話をしており、協議する方針に変わりはない」と述べたが、市場関係者の間からは「米中の対立状態が早い時期に解消されることは難しい」との声が聞かれている。トランプ大統領は「関税の負担を強いられているのは米国ではなく、中国」、「米国はサプライチェーンを再構築すべき」との見方を伝えているが、チェーンの再構築は容易なことではなく、米中対立の継続を懸念してリスク回避的な取引が大幅に縮小する可能性は低いとみられる。《CS》

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