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月面に衝突した探査機Beresheet、大量のクマムシを搭載
記事提供元:スラド
AC0x01曰く、
今年4月に民間初の月面着陸に挑むも失敗し、月面に墜落したイスラエル・SpaceILの探査機「Beresheet」の機内には、乾燥状態のクマムシ数千匹が搭載されていたそうだ(WIRED、Slashdot、Daily Mail)。
Beresheetには人類の情報を「バックアップする」ことを目的としたArch Mission Foundationという組織によって「Lunar Library」という地球や人類の記録を記したアーカイブが搭載されており、その中に大量のデジタルデータや人間のDNAサンプルと共に大量のクマムシが入れられていたという。クマムシは極限環境でも生存が可能な生物として知られており、過去には宇宙線と真空に晒されたクマムシが蘇生した例も報告されている。
Beresheetに搭載されていたクマムシが墜落後どうなったのかは不明だが、ミッションに関わった研究者は、アーカイブはほぼ無傷で残ったと確信していると語っているそうだ。また、クマムシは月で生き長らえはするが、空気と水が無ければ復活することはないはずである。
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