クリエイティブもAI キャッチコピーの効果が人間より2倍

2019年8月8日 12:30

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 「AIが人間の仕事を奪う」と言われて将来の仕事に悩む若者も出る中、クリエイティブな仕事は人間に残るとのことだった。しかし、AIがどれほどの能力であるのかは、未知数だ。このニュースに触れて考えるのは、「裁判」がAIによる判断になる可能性だ。機械学習に向いた内容であると言える。

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 JPモルガン・チェースは、AIが作ったキャッチコピーをディスプレイ広告に取り入れることを発表。AIが作ったキャッチコピーは、人間が作ったものよりもクリック率が平均して高く、2倍になることすらあるそうだ。JPモルガン・チェースのマーケティング担当Kristin Lemkau氏が、WSJに語ったところによると、AIによる機械学習で「人の心を捉える大きな助けになる」ことを示しており、大きな働きをするものとした。

 GIGAZINEの報道によると、“「Persadoの技術は信じられないほどに有望です」「この技術は客観的判断と経験によって、マーケターが作らないであろうキャッチコピーや見出しを作ります」”とコメントして、Persadoと契約したと語っている。ディスプレイ広告・Facebook広告・ダイレクトメールなどで、JPモルガンは機械学習により作り出された広告を使用していくという。PersadoCEOのAlex Vratskides氏は、“「人間の仕事を向上させる技術の自然な進歩です」”と語っているという。

 クリエイティブな分野にまでAIが進出してきたことは、人間に残される仕事はないということであろうか?機械学習で作られるキャッチコピーは過去の膨大なデータを学習し、読む人が受ける言い回しなどのパターンを見つけ出して、可能性の高い言葉を選んで組み合わせていることになる。

 こうした分野はAIの得意分野と考えるべきで、クリエイティブの定義も考え直さねばなるまい。しかし、AIはデータによる積み上げで可能性の高い方法を見つけ出しているため、これはクリエイティブとは違うのであろう。

 将来は、過去の教師データから法則性を学び、その先の創造的発想の分野にAIが進出してくるということか?しかし、教師データが反社会勢力のものであった場合、「チンピラのような言動をAIが行う」という可能性もある。

 少々気になる分野は、司法制度の「裁判官」である。基本は法律の解釈であり、過去の経験となる判例(教師データとなる)に従って判断することが多いのであると、AIがとって代わる可能性が高い。弁護士や司法書士などの仕事も、AIのほうが正確になる可能性は高い。

 問題は、新しい概念を機械学習で生み出せるものであるかだ。多くの裁判はAIによる判断により正確な判断が出来る可能性があるが、AIは江戸時代の名奉行のように「大岡裁き」が出来るのだろうか。現在、日本では本人訴訟が多く行われている(全体の約7割)が、AIが使われるようになり、裁判が身近に行われる可能性が近づいていると言えるのだろう。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

関連キーワード人工知能(AI)裁判弁護士

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