Google、欧州経済領域のAndroid初回起動時に検索プロバイダー選択画面を表示へ

2019年8月4日 21:46

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記事提供元:スラド

 Googleは2日、欧州経済領域(EEA)でAndroid初回起動時のセットアップ中に入札で決定した検索プロバイダーの選択画面を提示する計画を発表した(The Keywordの記事入札要項Android Policeの記事SlashGearの記事)。

欧州のAndroidユーザーに対しては、既に検索アプリ/Webブラウザーの選択肢をPlayストアアプリで提示しているが、来年にはホーム画面の検索ボックスと(インストールされている場合)Chromeで既定として使用する検索プロバイダーをセットアップ中に選択できるようになる。選択した検索プロバイダーの検索アプリがインストールされていない場合には、インストールも行われるとのこと。

選択画面が表示されるのはGoogle検索アプリをプリインストールしてEEA向けに出荷されるAndroidスマートフォンおよびタブレットで、選択肢として表示する検索プロバイダーは国ごとに入札を行って決定する。応札者には検索対象を限定しない一般的な検索プロバイダーであって、対象国の言語へのローカライズやGoogle Playでのアプリ提供などの条件が設けられる。

入札額は検索プロバイダーの選択画面でユーザーに選択されるたびにいくら支払うかというもので、上位3件の応札者がGoogle検索とともにランダムな順序で選択肢として表示されることになる。同額で並んだ場合はその枠をランダムに割り当て、最低入札額に達した検索プロバイダーが3件未満の場合は残りの枠に応札対象の検索プロバイダーをランダムに割り当てる。最初の入札は9月13日締め切りで10月31日に結果が発表され、その後1年ごとに入札が行われるとのことだ。

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