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数日後に予定されている米韓軍事演習に強く反発している北朝鮮が7月25日、31日に続き、2日午前2時59分頃と24分後の2回にわたり、北東部の咸鏡南道(ハムギョンナムト)永興(ヨンフン)付近から短距離飛しょう体を1発ずつ発射した。韓国軍合同参謀本部が発表した。
聯合ニュースは米韓軍事演習への反発とともに「韓国が進める最新鋭ステルス戦闘機F35Aなどの導入、非核化を巡る米朝交渉が本格的に始まる前に米国に圧力をかけるという意図もありそう」との見方を示し、伝えた。
北朝鮮の朝鮮中央放送は7月31日に発射した飛しょう体について、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が新型の大口径操縦ロケット砲の発射実験を指導したと報じ、31日の飛しよう体は「ロケット砲」で、韓国軍が指摘する「短距離弾道ミサイル」ではない旨を発信。
聯合ニュースは軍事専門家の見方として「射程が数百キロに達する大口径ロケット砲の場合、誘導装置と全地球測位システム(GPS)を搭載すれば一般的な短距離ミサイルと区別が難しいとの指摘もある」とも伝えた。
防衛省は「北朝鮮による飛しょう体発射については我が国領域や排他的経済水域(EEZ)への弾道ミサイルの飛来は確認されておらず、現時点において、我が国の安全保障に直ちに影響を与えるような事態は確認されていません」と発表。岩屋毅防衛大臣は「詳細については分析中。引き続き警戒・監視に万全を期すよう指示した」と述べた。(編集担当:森高龍二)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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