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欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米FOMC消化のドル買いは続かず雇用統計見極
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米FOMC消化のドル買いは続かず雇用統計見極
1日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ長期化観測は後退し、ドル買いは継続の見通し。ただ、明日発表の米雇用統計を見極めようとドル買いは続かず、ドル・円は109円前半から半ばで推移しそうだ。
米連邦準備制度理事会(FRB)は7月30-31日に開催したFOMCで、市場の予想通り政策金利を25bp引き下げた。利下げは2008年12月以来10年半ぶり。また、FRBは保有資産縮小に関し計画を前倒しして終了。パウエルFRB議長は会合後の定例記者会見で、国内経済は堅調だが「下振れリスクに対する保険」を強調し、緩和サイクル入りとの市場の見方を退けた。それを受けて、31日のNY市場でドル・円は米長期金利の上昇を手がかりに109円に強含んでいる。また、本日のアジア市場では国内勢による月初のドル買いが強まり、109円30銭台に浮揚する場面もあった。
この後の欧米市場ではFRBの政策スタンスを消化する動きとなりドルは上昇基調を維持しそうだ。今晩の英中銀金融政策委員会(MPC)で「合意なき」ブレグジットに向けハト派寄りの見解を示せば、ドル買い再開の可能性もあろう。ただ、FOMC後の声明やパウエル議長の発言から、年内の利下げは複数回と予想され、目先の米国の経済指標が低調な内容となれば追加的な政策金利の引き下げに思惑が広がりやすい。今晩は23時発表の7月ISM製造業景況指数は前回を上回ると予想され、ドル売りは後退しよう。ただ、明日の雇用統計を見極めたいとのムードが広がりやすく、ドル買いは続かないとみる。(吉池 威)
【今日の欧米市場の予定】
・17:00 ユーロ圏・7月製造業PMI改定値(予想:46.4、速報値:46.4)
・17:30 英・7月製造業PMI(予想:47.6、6月:48.0)
・20:00 英中銀が政策金利発表(0.75%に据え置き予想)
・20:00 英中銀金融政策委員会議事要旨
・20:00 英中銀インフレ報告
・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:21.4万件、前回:20.6万件)
・22:45 米・7月製造業PMI改定値(予想:50.0、速報値:50.0)
・23:00 米・7月ISM製造業景況指数(予想:52.0、6月:51.7)
・23:00 米・6月建設支出(前月比予想:+0.3%、5月:-0.8%)《FA》
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