6月の百貨店売上、悪天候や夏物不振で3カ月連続マイナスに

2019年7月24日 07:22

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 日本百貨店協会の発表によると、悪天候や台風により6月の百貨店売上が3カ月連続で前年割れとなったことが分かった。一方でインバウンド需要は好調が続いており、お中元商戦も堅調な滑り出しとなった。

【前月は】5月の百貨店売上、10連休の反動などで2カ月連続減

■悪天候や台風で3カ月連続のマイナスに

 23日、日本百貨店協会が6月の全国百貨店売上高概況を発表した。6月の全国百貨店売上高(店舗数調整後)は、前年同月比0.9%減の4,789億7,417万4,000円となり、3カ月連続でマイナスとなった。

 中旬以降に雨天の日が多かったことに加えて、月末に台風が襲来したことにより、主力の夏物商材が苦戦、クリアランスセールも盛り上がりに欠けたという。

■大阪、名古屋、福岡が好調

 都市別では、名古屋(前年同月比:1.4%増、以下同じ)、大阪(2.3%増)、福岡(2.5%増)が比較的好調だった一方、仙台(1.5%減)、神戸(2.1%減)などが不振だった。

 都市以外の地区では前年同月比プラスとなったのは北海道(1.6%増)、近畿(0.4%増)、四国(0.9%増)の3地区のみ。前年割れとなった地区では、関東(4.0%減)、中国(4.4%減)、九州(3.2%減)で不振が目立っている。

■お中元商戦は堅調な滑り出し

 商品別では、雑貨の美術・宝飾・貴金属(前年同月比:8.9%増、以下同じ)、家庭用品の家電(46.9%増)、が比較的好調だった。引き続き好調なインバウンド需要は客数の減少を購買単価の増加で補っている。また、お中元商戦の前半は「Web受注が2桁増の店舗もあり、堅調な滑り出し」という。

 一方、衣料品のその他衣料品(6.3%減)、雑貨のその他雑貨(7.5%減)、家庭用品の家具(5.5%減)、その他家庭用品(6.4%減)、食料品の生鮮食品(3.4%減)、その他食料品(3.1%減)などが不振だった。悪天候により夏物が不振だった衣料品では、紳士服・洋品が堅調だったものの、主力の婦人服・洋品が苦戦したことで、衣料品全体が12カ月連続で前年割れとなっている。(記事:県田勢・記事一覧を見る

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