アジア最大級のファッション見本市「第26回香港ファッション・ウィーク春/夏」開幕

2019年7月9日 07:47

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記事提供元:アパレルウェブ

 アジア最大級のファッション合同見本市「第26回香港ファッション・ウィーク春/夏」(香港貿易発展局主催)が2018年7月8日、香港コンベンション&エキシビションセンターで開幕した。12カ国・地域から1,020社が参加。アパレルをはじめ、アクセサリー、雑貨、テキスタイルなどの製品から、デジタル技術サービスまで、幅広い分野における商談が行われる。市場が拡大するスポーツやファッションテックなどの訴求を強めているのが特徴だ。11日まで。
 エクササイズやスポーツなどの「ファッショナブル・スポーツウエア」ゾーンには、前年7月展より6社多い23社が参加した。2015年にタイで創立した女性向けフィットネスウェア「Wakingbee」は、香港や米国、台湾の企業とすでに取引実績があるが、中国や日本などへの市場開拓をにらみ参加した。「スポーツやフィットネスの世界的な盛り上がりは一過性のブームで終わるものではない」(Naravoot Thanyanaraデザイナー)といい、市場拡大に期待を寄せる。今回は、水着としても着られるウエアを提案し、来年までにはメンズウエアコレクションも発表する計画だ。
 


 前回展で新設した「ファッションテック&トレードサービス」ゾーンには6社が参加(前年11社)。出展者数は前年より減少したが、アパレル生産管理のためのクラウドシステムや、eコマース向けの物流システム、オンラインCADシステムなど幅広い提案が行われる。オフィスウエアへのニーズの高まりを受けて昨年新設した「コーポレート・ファッション&ユニフォーム」ゾーンは前年(4社)の2倍となる9社が参加する。


 出展者を国別で見ると、中国本土、香港、バングラデシュ、インド、日本、韓国、マカオ、台湾、タイ、フランスに加えて、インドネシアとパキスタンが初参加となった。日本からは、4つの企業・ブランドがブースを構えた(前年は6社)。東東京エリアのファッション関連企業支援等を行う国際ファッションセンターの取りまとめにより参加したのは、タンニングレザーを使用したバッグブランド「ミチエ(MICHIE)」と、東京発のドレスシューズブランド「ジェットマン(JETMANN)」の2社。いずれも日本国内の市場縮小を受け、海外市場に活路を求めて参加した。「ミチエ」はトレンドを抑えたスタイリッシュでエコなブランド、「ジェットマン」は職人の手によるデザイン性の高いシューズ、といった個性を打ち出し差別化を図る。



 香港は関税のかからない自由貿易を強みにアジアや中国本土へのハブ港としての機能を発揮。総輸出額の9割以上を占める再輸出についても2018年度は前年比7%増と堅調で、電気機器(11%増)やジュエリー(13%増)などが2ケタ増を見せたが、衣料品は4%のマイナスとなった。「香港ファッション・ウィーク」においても、前年7月展の出展者数が1,050社(前年比5%減)、来場者数1万1,000人(同9%減)と減少基調を見せており、今回の出展者数も1,020社と微減した。
 「香港の企業と最初に代理店契約ができたのがこの展示会。さまざまな地域のバイヤーと出会えることにメリットを感じている」(「Wakingbee」デザイナー)という評価や、「ポップアップを行うブランドを誘致するため参加したが、前年よりキャッチーでユニークなブランドが増えていて面白い」(シンガポールのバイヤー)とする声がある一方、10年以上同展に参加しているというインドのバイヤーからは、「縮小傾向にあるのは残念」といった意見も聞かれた。特色あるブランド集積への評価が高いが、世界70拠点にある香港貿易発展局のネットワークを生かしたバイヤーの集客と出展者の誘致も併せて求められている。






(アパレルウェブ編集部・戸田美子)

※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。

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