関空、ソフトバンクのAI清掃ロボ「Whiz」による清掃の実証実験

2019年7月8日 06:31

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「Whiz」(画像:関西エアポート発表資料より)

「Whiz」(画像:関西エアポート発表資料より)[写真拡大]

 関西エアポートは7月1日より、関西国際空港において、最新型床吸塵清掃ロボットによる清掃作業の実証実験を開始した。実証機にはソフトバンクロボティクスのAI清掃ロボット「Whiz(ウィズ)」を使用し、31日までの1カ月間、第1ターミナルビル国際線出発ゲートラウンジと、第2ターミナルビル国内線出発ゲートラウンジで実証実験を行う。

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 AI清掃ロボット「Whiz」は、自走式の最新型床吸塵清掃ロボットだ。清掃したいルートを手押しでティーチングすると、2回目以降はスタートボタンを押すだけで、記憶したルートに沿って自動で清掃を行う。複数のセンサーを用いて走行するため、走行ルートに障害物や段差、人の動作を感知すれば、状況に応じて回避、または停止する。1回の走行で、約3時間ノンストップで稼働することができ、清掃の状況は、PCやスマートフォンで確認可能だ。

 関空では既に2018年10月、洗浄型の自動清掃ロボット「Neo(ネオ)」を導入しており、今回、さらに床吸塵清掃ロボットも導入することで、更なる快適性向上や、人材の有効活用を目指すという。特にこれまで人手に頼っていたカーペットエリアの清掃業務でロボットを活用することにより、トイレなど、人手でなければ対応できない場所に清掃スタッフを配置して並行で清掃することが可能となる。

 関西エアポートでは、今後も最先端技術の積極的な導入により、顧客に快適な旅の体験を提供するとしている。(記事:まなたけ・記事一覧を見る

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