パルスボッツ、5分でチャットボット作れる「IFRO」提供開始

2019年7月7日 06:55

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「IFRO」の画面イメージ。(画像:パルスボッツ株式会社の発表資料より)

「IFRO」の画面イメージ。(画像:パルスボッツ株式会社の発表資料より)[写真拡大]

 音声ユーザーインターフェース(VUI)や対話型ロボットを開発するパルスボッツは4日、チャットボットやスマートスピーカーに対応した会話型ユーザーインターフェイスを専門知識不要で簡単に作成できる、「IFRO(イフロ)」の提供を開始したと発表した。

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 スマートスピーカーや対話型ロボット、チャットボットなどに利用される音声アシスタントはスマホにも搭載され、身近な存在となってきている。いまや駅やホテルなどにも広がり、顧客対応のほか、さまざまなサービスや業務に音声アシスタントを取り入れる企業も増えており、今後もニーズは伸びると見込まれる。

 こうした中パルスボッツは、簡単にチャットボットなどの会話型サービスを作ることができる「IFRO」の提供を開始した。金融・保険、宿泊、FAQ、受付予約など、業種や用途に合わせたさまざまなテンプレートを用意し、その中から目的に合ったものを選び一問一答形式で会話を構築することで、専門知識がなくとも対話スキル(音声によって実行できる機能)を開発することができる。

 対応するデバイスは、スマートスピーカー、ロボットのほか、LINEやFacebook Messengerにも順次拡大していく予定という。料金プランは、無料から月15万円まで、4つのプランが用意されている。

 パルスボッツは、フィギュアを“しゃべる化”する台座「STARGE(スタージュ)」や、ぬいぐるみのようなかわいらしい外観とやさしい声で話をしてくれる睡眠サポートロボット「ネモフ」など、ユニークな商品を開発してきた。今後は「IFRO」の認知拡大とともに、ビジネスや生活のさまざまな場面で「IFRO」が人間のサポートをするプラットフォームの構築を目指したいという。(記事:Kei_T・記事一覧を見る

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