ハピネットは調整一巡、20年3月期増益予想で収益改善期待

2019年6月6日 09:16

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ハピネット<7552>(東1)は玩具事業を主力として、映像音楽事業、ビデオゲーム事業、アミューズメント事業も展開している。19年3月期は減益だったが、20年3月期は増益予想としている。収益改善を期待したい。株価は5月の年初来安値圏から反発の動きを強めている、調整一巡して出直りを期待したい。

■玩具事業を主力に映像音楽やビデオゲームも展開

 バンダイナムコグループで、玩具事業を主力に映像音楽事業、ビデオゲーム事業、アミューズメント事業も展開している。

■20年3月期増益予想で収益改善期待

 19年3月期連結業績は、売上高が18年3月期比21.7%増の2403億98百万円、営業利益が5.5%減の45億40百万円、経常利益が6.8%減の43億83百万円、純利益が32.2%減の27億35百万円だった。

 映像音楽事業における星光堂の卸売事業承継も寄与して大幅増収だが、玩具事業における滞留在庫の評価損失計上、ビデオゲーム事業の落ち込みなどで減益だった。純利益は受取賠償金一巡も影響した。

 20年3月期の連結業績予想は、売上高が19年3月期比0.2%減の2400億円、営業利益が10.1%増の50億円、経常利益が9.5%増の48億円、純利益が2.4%増の28億円としている。仕入精度向上による利益率向上、評価損失一巡などで増益予想としている。収益改善を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は5月の年初来安値圏から反発の動きを強めている、調整一巡して反発を期待したい。6月5日の終値は1301円、今期予想連結PERは約10倍、時価総額は約313億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【小倉正男の経済コラム】「キャスター」VS「SNS」、正義は独占できない(2018/11/10)
スリープロはレンジ下限水準から続伸、3Q高利益進捗率業績を見直し決算発表に期待を高め下げ過ぎ訂正(2018/11/06)
トレジャー・ファクトリーは調整一巡感、19年2月期予想に上振れ余地(2018/11/09)
LTSは続落も3Q決算発表を前に年平均利益成長率19.9%を手掛かりに押し目買い好機(2018/10/23)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事