5Gが気象衛星に干渉するとの指摘

2019年5月20日 20:42

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 米海軍の内部メモは、第5世代モバイルネットワーク(5G)が、気象衛星を妨害する可能性があると警告している。この警告は3月27日に米海軍の海洋学者Marc Eckardt大尉が出したもので、このメモについては上院議員のRon Wyden氏とMaria Cantwell氏により公表された。すでに連邦通信委員会(FCC)は、5Gで使用される24GHz帯のオークションを開始済みだが、Wyden氏とCantwell氏はFCC議長に対し問題が解決するまで免許の発行停止を求める書簡を提出したという。

 Eckardt大尉のメモによると、5Gが広範に採用されると人工衛星からの水蒸気観測データの質が低下したり失われる可能性があるという。具体的には24GHz帯の利用が影響するとしている。また、気象および海洋モデルの劣化が予想されることから、米軍の飛行や航行のリスクが高まり、米軍の戦術的にも悪影響を及ぼすと指摘している。

 両上院議員は「電波オークションの継続は、米国の気象衛星の有効性を損ない、ハリケーンなどへの安全性、国民の財産、および国家安全保障に害を及ぼす可能性がある」と述べている。航空宇宙局(NASA)と海洋大気局(NOAA)も海軍と同様の判断をしている模様(Ars TechnicaMaria CantwellSlashdot)。

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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワードアメリカ安全保障NASA5G(第5世代移動通信システム)連邦通信委員会

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