インテリジェント ウェイブの第3四半期は、金融システムソリューション事業の自社製パッケージソフトウェアの販売が好調で大幅増益

2019年5月9日 09:16

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■通期では利益面での上振れも

 インテリジェント ウェイブ<4847>(東1)の第3四半期は、金融システムソリューション事業の自社製パッケージソフトウェアの販売が好調であったことから、大幅増益となった。

 同社の主要な事業領域である金融業界、クレジットカード業界においても、キャッシュレス社会の推進や決済手段の多様化といった社会の変化を背景として、事業環境は良好といえる。

 同社は、ソフトウェア開発中心にソリューションを提供する金融システムソリューション事業、情報セキュリティ分野中心にパッケージソフトウェアや保守サービスを提供するプロダクトソリューション事業を展開している。

 金融システムソリューション事業では、主にクレジットカード会社の顧客に、ソフトウェア開発や保守、パッケージソフトウェア及びハードウェアの販売による売上を計上した。売上高は70億68百万円(前年同四半期比 0.9%増)、営業利益は7億48百万円(同 50.8%増)と微増収ながら大幅増益となった。

 プロダクトソリューション事業においては、企業組織内部からの情報漏えいを防ぐ自社製パッケージ ソフトウェアCWAT(シーワット)と、外部からのサイバー攻撃を防ぐ他社製パッケージソフトウェアTraps(トラップス)の販売等によって、売上高は6億20百万円(同24.6%減)、営業利益△72百万円(前年同四半期△1億29百万円)と大幅減収ならが赤字幅は大幅に縮小した。

 その結果、19年6月期第3四半期業績は、売上高76億89百万円(前年同期比1.8%減)、営業利益6億75百万円(同84.2%増)、経常利益6億88百万円(同84.5%増)、純利益4億66百万円(同95.8%増)と減収ながら大幅増益と好調に推移した。

 通期業績予想については、前回予想を据え置いている。

 しかし、進捗率を見ると、売上高71.9%(前年同期73.8%)、営業利益76.7%(同66.9%)、経常利益76.4%(同65.1%)、純利益75.2%(同63.1%)となっていることから、利益面での上振れも期待できそうである。

 ちなみに、19年6月期業績予想は、売上高107億円(前期比0.9%増)、営業利益8億80百万円(同60.7%増)、経常利益9億円(同56.9%増)、純利益6億20百万円(同64.3%増)と増収大幅増益を見込む。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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