FR・FF議論の終焉? トヨタ・コロナマークIIの後継、FRマークXからFFカムリへ

2019年4月28日 06:55

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初代「コロナ マークII」(画像: トヨタ自動車の発表資料より)

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 4月24日、トヨタ自動車はトヨタ・マークX「250S“ファイナルエディション”」、「250S Four“ファイナルエディション”」を発表した。50年に渡るトヨタ自動車の歴史を語る、FRセダン「マークX」の最後を飾る特別仕様だ。今後FFのトヨタ・カムリに一本化することは経営的に見て、現代の自動車市場の動向を見れば合理的なことだ。ユーザーの車の使い方、運転の腕前などから、「FR」のマークXから「FF」のカムリに移行することが自然な流れとなってきた。

【こちらも】トヨタ、マークXを生産終了へ 特別仕様車「Final Edition」発売

■50年を超えるトヨタの歴史を語るクルマ

 トヨタ・マークXがトヨタ・コロナマークIIの後継であること、ましてやトヨタ・コロナの後継であること、それどころかコロナを知る人も少なくなっていることだろう。コロナは、戦後日本の復興が始まって高度成長期の初期のころ、「BC戦争(ブルーバードvsコロナ)」と言われて、トヨタと日産が国内市場において激しく競合していたころに生まれた車だ。

 私も、初代トヨタ・コロナマークIIと2代目トヨタ・コロナマークIIと乗り継いだ。初代では、ミッションの「シフトレバー」が折れた。つまりギアチェンジが出来なくなったことがあった。「リコール制度」が作られるきっかけとなった出来事だ。たまたまセコンドギアに入ったままだったのでディーラーまで走らせることが出来たが、運転歴は2年ぐらいの時で、「まさか」の出来事で雨の中、緊張したことを覚えている。

 そのころは「技術の日産、商売のトヨタ」と言われ、「エンジン、ミッション、サスペンション」ともに日産がかなり技術的にはリードしている状態だった。しかしそのころの自動車は、現在のように気軽に買えるものではなかった。なぜなら故障があることと、故障しなくても「扱いが難しい」ものだったからだ。現在のように半導体化されていない部品も多く、エンジンがかからないことも多かった。整備の知識が少々必要で、パワーステアリングやATなどもなく、女性が気軽に運転できる代物でもなかった。

■「大衆化」の始まりから「免許のいらない」時代へ

 しかし、トヨタ・コロナ、トヨタ・コロナマークIIは売れた。自動車という商材が、一部マニアや専門知識のあるものから大衆に広がった時期でもあった。その背景には「品質保証」が確立されたこともあって、現在のような「家電」に匹敵する商材に進む始まりだったのだ。

 これからの「AI自動運転」に至る道のりを考えると、「運転」しないことが自動車の条件となって行くのであろう。自動車はより大衆のものとなり、誰でもが「運転免許のいらない時代」がやってくる。トヨタ・マークXの終焉はその過程の1段階、「FRセダンの時代」が終わったことを示しているのであろう。もう「FF、FR」など知る必要もない、問題としない時代であるのだ。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

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