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トヨタ、マークXを生産終了へ 特別仕様車「Final Edition」発売
トヨタ自動車は、マークXを12月で生産終了にすると発表した。またそれに併せて、4月24日にマークX最後の特別仕様車「250S"Final Edition"」と「250S Four"Final Edition"」が発売開始となった。
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知られている通り、マークXはマークIIの流れを汲むモデルである。そのマークIIは1968年、カジュアルなレジャー用のモデルとして、当時のファミリーカーの中心だった「コロナ」と、当時既に最上位セダンとして君臨していた「クラウン」の間の層を狙って、初めて世に送り出された。当初の名前は「コロナ マークII」であったが、その後「マークII」という独自のブランドが確立され、1980年代には高級志向を強め、「マークII」「クレスタ」「チェイサー」の“マークII三兄弟”として一世を風靡した。
その後2004年、さらなる高級路線への移行のためにプラットフォームをクラウンに寄せて刷新、車名も「マークX」と改められた。最後のフルモデルチェンジは2代目マークX、マークIIから通算すると11代目になる2009年の刷新であった。
今回発売となった「250S"Final Edition"」は333万1,800円(価格はいずれも消費税込み)、「250S Four"Final Edition"」が348万9,480円。前車が2WDモデル、後者が4WDモデルとなる。外装はダークメッキのフロントバンパーモールで洗練された上質感を出し、カラーはシルバーメタリック、プレシャスブラックパール、ホワイトパールクリスタルシャインが用意されている。
なお、ここでは余談であるが、三菱の「パジェロ」も24日、8月いっぱいをもっての生産中止が発表されており、ともに惜しむ声が強い。平成という時代に君臨した名車たちが過ぎ去っていき、そして令和の訪れは近付いている。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る)
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