天文学会、安全保障技術研究に否定的な声明 世代間では意見に差

2019年3月20日 12:13

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記事提供元:スラド

maia曰く、  日本天文学会は3月16日「天文学と安全保障との関わりについて」という声明を発表した(NHK)。

 声明の冒頭には「(日本天文学会は)人類の安全や平和を脅かすことにつながる研究や活動は行わない」とある。背景説明の冒頭には「会員個人の研究費応募について関与するものではないが、」と断っているが、防衛装備庁の「安全保障技術研究推進制度」に関して日本学術会議が2017年3月24日に出した声明を踏まえて議論が行なわれてきた。天文学では国際共同研究も多く、科学として研究成果の公開と共有が重視されるということもある。

 声明は「会員の意見を集約し」「日本天文学会は、これらの議論を今後も続けていく」と締めくくっている。興味深い事に、会員のアンケートで「安全保障技術研究推進制度」への賛成反対を聞いているが、若い世代は賛成で、30代はほぼ拮抗、それより上の世代は反対と、見事にリニアな傾向を示している。

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