クリックしたくなるバナー広告は「おトク感」「信頼感」「安心感」が重要

2019年2月28日 16:52

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 マーケティングを心理学視点で考えるメディア「Web行動心理学研究所」は、昨年実施したアンケート調査をもとに、ユーザーがクリックしたくなるバナーについて詳しく紹介している。

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 近年のWeb業界の定説としては「クリック率」「コンバージョン率」を増加させる方法として、バナークリエイティブを改善することが注目されている。しかしどんなバナーがクリックされるのかは、検証を繰り返してもはっきり言い切ることが難しいのが現状だ。そこで今回は、昨年に行った独自アンケートをもとに分かった「ユーザーがクリックしたくなるバナー」を紹介している。

 最初の質問はバナーに書かれているとクリックしたくなるコピーは何か?1位「無料」(30.0%)、2位「00%OFF」(25.5%)、3位「キャンペーン」(20.0%)、4位「クーポン」(19.5%)、5位「セール」(16.1%)となった。

 ユーザーは「無料」「00%OFF」など、おトクな情報があるとクリックしたくなることが分かった。消費者心理としては、「安く」購入できるということには誰もが敏感である。

 次に、クリックしたくなるバナーの雰囲気はどんなものかを質問した。すると1位が「安心・信頼」(52.3%)、2位「お得感」(39.5%)、3位「誠実・真面目」(31.1%)、4位「爽やか」(15.2%)、5位「可愛い」(13.6%)となった。

 バナーに書かれているとクリックしたくなるコピーは「無料」や「00%OFF」のようなお得な表現が上位だったが、バナー全体の雰囲気には「安心・信頼」があることが重要なようだ。

 近年、ネットの世界では情報過多な状況が続いており、Webサイト上では毎日多数の広告を目にすることが当たり前となっている。とくに類似商品や類似サービスの多い商材では、情報に慣れてしまったユーザーからすると、バナー広告の内容の差異化ができずスルーされてしまいがち。その中で少しでも競合との差をつけようと、企業はさまざまなキャンペーンを駆使し「お得」な情報をバナーで提示するが、その推しが強すぎることにユーザーは不信感をいだいてしまうこともあるようだ。最近のバナー広告には、信頼感・安心感を意識することがより求められそうだ。

 Web行動心理学研究所では、「信頼されるバナー」をつくる5つのポイントとして、「誰が言っているのか」を明記する、「誰のための広告か」を訴求する、ユーザーの「なぜ」に回答する、実績を紹介・提示する、信頼されるカラーを使用する、ことをあげている。(記事:久保圭大郎・記事一覧を見る

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