1月14日付日本経済新聞によれば、ANAホールディングスはロシア路線に参入する方針を決めたという。東京とモスクワ・ウラジオストク間の2路線を2019年度中に毎日運航するとしている。
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日本の航空会社では現在、JALが成田―モスクワ(ドモジェドヴァ)間を、月・水・金・日の週4便を運航している。ANAが就航すれば日本の航空会社としては2社目となる。
ウラジオストク路線は、ロシアのS7航空とオーロラの2社が運航している。ロシアのウラル航空などが、ウラジオストク―新千歳空港間を運航しており、2019年4月からは、S7航空がウラジオストク―関西空港間を季節便として運航するとのこと。ANAがこのウラジオストク路線を開設すれば日本の航空会社としては初となる。
ウラジオストクはロシア極東部に位置する沿海地方(プリモールスキイ)の州都。2017年9月に安倍首相とプーチン大統領の日露首脳会談が開催され、「日本に一番近いヨーロッパ」と呼ばれている。同時に日本に親しみを感じている住民が多いことでも知られる。
日本は2017年にロシア人を対象に短期滞在ビザの発給を緩和したのはまだ記憶に新しい。これに伴い、2017年以降ロシアからの訪日客が急増しており、ANAはロシア路線が将来有望であると判断したものと見られる。
ウラジオストクには国際空港が1つあるだけだが、モスクワには空港が3つ在る。JAL・ドイツルフトハンザ航空等はドモジェドヴァ空港、中国国際空港等はシェレメチェヴォ空港、そしてトルコ航空等はブヌコボ空港発着となっている。
ANAが成田或いは羽田のどちらから発着するか、そしてモスクワのどの空港に発着にするかについては今後詰めて行くとのこと。
日本経済新聞と産経新聞両紙は、ANAのロシア路線開設は2019年度中と報じている。それに対して、1月15日付読売新聞は「2020年春」としている。詳細については、今後のANAからの公式発表を待ちたい。(記事:kan1713・記事一覧を見る)
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