中部国際空港でしか見られない大型輸送機「ドリームリフター」

2019年1月15日 08:21

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中部国際空港から米国のボーイング工場に部品を運ぶ「ドリームリフター」。(画像: 中部国際空港の発表資料より)

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 ボーイング747-400LCFは「ドリームリフター」と呼ばれ、中古のボーイング747-400を改修・改造したもの。最新型のボーイング787の航空部品を運搬する専用輸送機である。LCFとはLarge Cargo Freighter(大型貨物輸送機)を意味する。

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 日本へは2007年1月10日、中部国際空港(セントレア)に初飛来した。それ以来、週に1度か10日に一度セントレアに飛来している。

 航空機部品を輸送する目的のため胴体はずんぐりしている。一般の旅客機と比べてかなり「不格好」ではあるが、現在世界に4機しかない貴重な航空機でもある。大型部品でも輸送できるように胴体の後ろ部分がパカッと割れて開くようになっており、その容量は通常の747-400F貨物機の3倍近くになるという。

 この輸送機は日本では愛知県のセントレアでしか見られない。その理由は、中部地域にある日本の工場がボーイング787の部品を製造し、それらをセントレアからアメリカワシントン州のエバレットとサウスカロライナ州ノースチャールストンまで輸送しているからである。

 中部地域にある工場とは、三菱重工業、川崎重工業、SUBARU(旧富士重工業)のことだ。ボーイング787ドリームライナーの翼や胴体の一部を製造しており、それらを工場から空港のドリームリフター・オペレーションズ・センター(DOC)まで海上輸送している。

 日本で製造されている部品の割合は35%に上るため、ボーイング787ドリームライナーは「純国産品」とも言われる所以となっている。

 中部国際空港は2018年10月30日、DOC 2を新設すると発表した。2014年3月に稼働を開始したDOC 1に続くものである。DOCは、ボーイング787型機のパーツをその専門輸送機「ドリームリフター」に積み込むための施設であり、各製造工場で製造され海上輸送されてくる部品を空港施設内で一時保管する役割を担っている。

 近年、ボーイング787型機の月次生産量が増加したことに伴い、その機能を拡充するための新施設建設となった。今回のDOC 2の増設により、セントレアとボーイング社の蜜月時代は今後も続きそうである。(記事:kan1713・記事一覧を見る

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