アニメに力を入れるNetflix、エヴァンゲリオン&ULTRAMANが19年春から配信

2018年12月27日 16:27

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ついにキービジュアルも公開された「ULTRAMAN」(c)円谷プロ/「ULTRAMAN」製作委員会

ついにキービジュアルも公開された「ULTRAMAN」(c)円谷プロ/「ULTRAMAN」製作委員会[写真拡大]

■ついに「エヴァンゲリオン」がNetflixに登場!

 2018年も終わりを迎えようとしており、年末・年始の休暇を楽しみたいところ。たっぷり時間のある人も、少ししかない人のどちらにもおすすめしたいのが、動画配信サービスのNetflixだ。

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 近年、Netflixは映画だけでなくアニメ配信にも力を入れており、2018年には放送中のアニメだけでなく「デビルマン クライベイビー」をはじめ独占配信の数も伸ばしてきた。そして、2019年の春ラインナップでは90年代の新しいアニメのシーンを切り開いたともいえる「新世紀エヴァンゲリオン」の全世界独占配信が決定した。

 人造人間であるエヴァンゲリオンに突如として乗り込み、迫りくる謎の敵「使徒」との闘いを余儀なくされた碇シンジの葛藤と成長を描いた本作だが、従来のアニメにはなかった設定や心理描写は後世のアニメに大きな影響を与えた作品でもある。今回はテレビシリーズ全26話に加えて「劇場版エヴァンゲリオンAir / まごころを、君に」の配信も予定されているようだ。

 「新世紀エヴァンゲリオン」はNetflixがアニメ部門に力を入れていることがわかる事例だが、他の作品も2019年春から配信を予定している。

■期待に胸高まる「ULTRAMAN」も配信

 エヴァの配信に歓喜するファンが多いかもしれないが、2019年のラインナップには話題の漫画をアニメ化した「ULTRAMAN」も含まれている。「ULTRAMAN」は特撮「ウルトラマン」の数十年後を舞台にしており、ウルトラマンとして戦った早田隊員の息子・進次郎が主人公だ。

 進次郎は小さい頃から人間離れした力を持っており、その力は早田隊員に宿っていたウルトラマンの力である「ウルトラ因子」と推測されていた。自分の力を持て余す進次郎だったが、突如として彼の前に「ベムラー」を名乗る全身を異様なスーツに包んだ異星人がやってくる。

 突然の敵の出現に憶するよりも何もできない自分を悔やむ進次郎。そんな彼の前に、科学特捜隊所属の井出がスーツを用意する。そのスーツはまさしく「ウルトラマン」をモチーフにしたものだった。スーツを着込んだ進次郎は、新しい「ウルトラマン」としてベムラーと戦うことになる。

 元々の特撮「ウルトラマン」をベースにしつつ、そこからさらに設定を加えながら現代の「ウルトラマン」を描いている本作。ウルトラマンを知っている人はついニヤリとする固有名詞が出てくると共に、今風の絵と設定に誰もが惹きつけられることは間違いない作品となっている。本アニメはNetflix独占配信となっており、ファンはもちろんウルトラマンが好きな人もぜひ見てほしい作品だ。

■見逃した作品がNetflixに眠っているかも!

 Netflixは注目のアニメタイトルの配信に力を入れており、その兆候は2017年辺りから始まっている。今ではかなりのタイトル数となっており、「進撃の巨人」や「化物語シリーズ」など人気タイトルから「この世界に祝福を」などの転生もの、「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」といった国民的アニメと幅広い層をカバーしつつある。

 1カ月無料体験もあるため、年末年始にアニメを楽しみたい人は、Netflixの作品を一度見てみてもいいだろう。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る

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