相鉄・東急直通線の名称は「相鉄新横浜線」と「東急新横浜線」に

2018年12月14日 10:55

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相互乗り入れの概要。(画像: 発表資料より)

相互乗り入れの概要。(画像: 発表資料より)[写真拡大]

  • 相互乗り入れの概要。(画像: 発表資料より)

●「相鉄新横浜線」と「東急新横浜線」が誕生

 神奈川県東部方面事業で計画されている相鉄(相模鉄道)・東急(東京急行電鉄)直通線の名称が決定した。この新しい路線は、新横浜駅(仮称)を境に2つの会社が相互乗り入れをする計画をしており、西谷駅から新横浜駅(仮称)までの相鉄営業区間を「相鉄新横浜線」、新横浜駅(仮称)から日吉駅までの西鉄営業区間を「東急新横浜線」とする。開業は2022年を目指しており、開業すれば神奈川県の西部と都心がダイレクトで結ばれる路線が誕生する。

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●「相鉄新横浜線」は羽沢横浜国大駅までが2019年開業予定

 相鉄と東急の直通運転に先立って相鉄の西谷駅から羽沢横浜国大駅を通り、JR東海道貨物線に連絡線を作ることで直通するルートが開業する。このルート開業も相鉄新横浜線の一部であり、JR東海道貨物線を経由して横須賀線に乗り入れることで、都心までダイレクトアクセスが可能になりなる。JR直通線の運行頻度は1時間当たり3本から4本を予定している。

●新幹線へのアクセスが向上

 今回、路線名称に「新横浜」という文字がついている理由として、東海道新幹線「新横浜」駅へのアクセス向上が大きい。現在の東急・相鉄沿線に住んでいる人は、東急の場合、菊名駅で、相鉄の場合は横浜駅で乗り換えをする必要があった。しかし、今回の直通運転が開始されることで、新横浜駅へダイレクトにアクセスすることができ、新幹線への利便性が向上する。

●都心へのアクセスが15分程度短縮

 今回の新線が開業し、相互乗り入れをすることによって神奈川県東部の海老名や湘南台から都心へのアクセスが15分程度短縮する見込だ。具体的なダイヤはまだ発表されていないが、現状、横浜駅や藤沢駅で乗り換えして都心に向かっていたが、乗り換えする必要がなくなる。さらに、JR直通と東急直通の2系統が整備されることで混雑が緩和され、また、運休や遅れが発生したときにも人の移動への影響も最小限に食い止めることができる。(記事:speedbird・記事一覧を見る

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