NY株式:NYダウは241ドル高、主要企業決算を好感

2018年11月1日 07:00

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記事提供元:フィスコ


*07:00JST NY株式:NYダウは241ドル高、主要企業決算を好感
米国株式相場は上昇。ダウ平均は241.12ドル高の25115.76、ナスダックは144.25ポイント高の7305.90で取引を終了した。複数の主要企業決算が好感され、買いが先行。10月ADP雇用統計が予想を上振れ、米経済の堅調さが示されたほか、米連邦準備制度理事会(FRB)がメガバンクを除く金融機関の資本要件緩和を検討していることも好感され、終日堅調となった。セクター別では、自動車・自動車部品やソフトウェア・サービスが上昇する一方で不動産や公益事業が下落した。

自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)は、予想外の増益決算となり大幅上昇。SNSのフェイスブック(FB)は、四半期ベースで過去最高益となるなど成長減速懸念が後退し堅調推移。通信大手のTモバイル(TMUS)は、加入者純増数が予想を上回ったほか、同業スプリント(S)との合併承認に楽観的な見方を示し上昇。オークションサイトのイーベイ(EBAY)やファストフードのヤム・ブランズ(YUM)も決算内容が好感された。一方で、食品メーカーのケロッグ(K)は、売上高が予想を下振れ大幅下落となった。

米国株式相場は2日連続で大幅上昇となったものの、10月のダウ平均株価は5%下落、ナスダック総合指数は9%の下落となった。ナスダックは2008年11月以来となる月間下落率となった。

Horiko Capital Management LLC《FA》

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