東海4県のインバウンドは停滞気味 日本政策投資銀行が調査

2018年10月6日 20:40

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中部国際空港 (c) 123rf

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 日本政策投資銀行が「東海ウォッチ~インバウンド調査」を発表し、東海4県におけるインバウンドが伸び悩んでいる現状を指摘した。

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■東京一極から関東と関西に

 5日、日本政策投資銀行が「東海ウォッチ~インバウンド調査」を発表した。これは、東海地方のインバウンドの現状について分析・整理したもので、日本政府観光局、観光庁などの資料を基に、日本政策投資銀行と日本経済研究所が作成している。

 2011年と2017年のインバウンド訪問率を比較した資料では、2011年の都道府県別訪問先のトップは東京都で51%。以下、大阪府(25%)、京都府(17%)、神奈川県(12%)、福岡県(10%)、千葉県(9%)、愛知県(9%)、北海道(7%)などとなっている。これが2017年になると、東京都が1位であるのは変わらないものの、割合は46%と5ポイント減少。以下、大阪府(39%)、千葉県(36%)、京都府(26%)と、この3府県が伸びている。5位以下は、福岡県(10%)、愛知県(9%)、神奈川県(8%)、北海道(8%)など。

 そのため、日本国内におけるインバウンドは東京の一極集中から関東と関西を中心に移行していることと、他の地域におけるマーケットは小さいものの、今後の成長余地は大きいとしている。

■東海4県における訪問者の特徴

 愛知県は中部国際空港を通じて名古屋市への訪問が圧倒的に多い。岐阜県は高山市や世界遺産のある白川郷への訪問が多く、愛知県の他、石川県や富山県などからの訪問者も多め。三重県は桑名、四日市、鈴鹿、津、伊勢、鳥羽、志摩などが横並びで、飛び抜けて多い地域はない。また愛知、京都、大阪と言った周辺地域からの訪問者が多い。静岡県は東京を始めとした関東から御殿場への来訪者が頭ひとつ抜けている。次いで浜松市、静岡市などが多めだった。

■東海4県は訪問者数増も宿泊者数減

 東海4県(愛知県、静岡県、岐阜県、三重県)における訪問者数は、2011年の約90万人から、2017年の約480万人と増加した。これは全国的な伸びとほぼ同じ推移となっている。

 ただし、延べ宿泊客数を見ると、2000年代末の200万人弱から、500万人超へと増えているものの、2015年の540万人をピークに2年連続で減少している。他の地域が大きく宿泊客数を伸ばしている中で、唯一東海4県のみが減少している。こうしたことから、東海4県におけるインバウンドの成長にブレーキがかかっている可能性を指摘しつつ、再度の活性化に向けた努力が必要としている。(記事:県田勢・記事一覧を見る

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