トヨタ、量産車で世界初の「デジタルアウターミラー」搭載車を発表

2018年9月20日 20:53

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「デジタルアウターミラー」(画像: トヨタ自動車)

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 トヨタ自動車は12日、車のサイドミラーをカメラに変えて、車両の左右後方の状況を車内の左右に配置したモニターに映し出す「デジタルアウターミラー」を、量産車に世界で初めて搭載することを発表した。

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 ドライバーが運転中に後方の状況を確認する際には、従来フェンダーミラーを使用していた。それがいつの間にかドアミラーが当たり前となっていたが、鏡を通して背後の状況を認識する方式に変わりはなかった。

 今回搭載される「デジタルアウターミラー」は、概ね従来ドアミラーがあった場所に設置され、撮影された車両の左右後方の映像は、運転席前方の左右に設置したモニターに表示される。車外に突出する形状に変わりないが、サイズやスタイルが大幅に縮小されることで、空気抵抗のロスを軽減し高速走行での風切り音も抑えられるものと思われる。何よりも、降雨などの際に鏡面に水滴が付着したり、運転席や助手席のガラス窓が曇ることで視界が大きく妨げられるような状況はなくなる。

 16年にはカメラとモニターがサイドミラーを代替して視界を確保する「ミラーレス車」が、日本とヨーロッパで解禁されていた。国土交通省はサイドミラーと同等の性能を持ち、ドライバーが違和感を抱くことがないように、モニターの位置も今までのサイドミラーやバックミラーと「同じような位置」に設置することを求めていた。

 カメラで撮影した画像は明暗の処理が可能であるため、夜間の映像の視認性を向上させることが可能であり、運転者の操作によってズームアップやズームダウンもできる。車両後方の映像を詳細に確認したい場合にはズームアップ、広範囲に認識したい場合にはズームダウンという使い方ができる。また、カメラは後方に向けて設置されているため、もともと水滴等の付着が抑えられ、曇りを防止するためのヒーターも内蔵することで、雨天での視認性は現状のサイドミラーから大幅に改善すると期待される。

 反面、ドライバーがモニターの映像を拡大表示していた場合と、縮小表示していた場合では、後方の映像から車両の側面で現実の視野に入ってくるタイミングに、違和感を覚える可能性もある。当然十分な対応がされていると思われるが、ドライバーにも注意力が求められる点だ。システムに不具合が発生した場合には、ドライバーに認識させる工夫があるほか、ディーラーに自動で故障情報が通知され、早急に修理が可能な態勢がとられるという。

 当面はレクサスESの上級グレードにオプションとして用意されるということで、一般車への運用には多少のタイムラグが考えられるが、高級車であり量産車に世界で初めて採用されることから、今後普及が進むと思われる。新型レクサスESの国内発売は2018年10月下旬の予定だ。(記事:矢牧滋夫・記事一覧を見る

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