リコーリースはボックス上放れ期待、19年3月期増収増益・24期連続増配予想

2018年9月18日 08:51

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 リコーリース<8566>(東1)は、リース・割賦事業および金融サービス事業を展開している。19年3月期増収増益・24期連続増配予想である。株価はボックス展開だが煮詰まり感を強めている。上放れを期待したい。

■リース・割賦事業および金融サービス事業を展開

 リコー<7752>系で、事務用・情報関連機器や産業工作機械を中心とするリース・割賦事業、および集金代行や介護ファクタリングなどの手数料ビジネスである金融サービス事業を展開している。

■19年3月期増収増益・24期連続増配予想

 19年3月期の連結業績予想は、売上高が18年3月期比3.0%増の3135億円、営業利益が2.7%増の170億円、経常利益が1.7%増の167億円、純利益が0.8%増の114億円としている。配当予想は10円増配の年間80円としている。24期連続増配予想で、予想配当性向は21.9%となる。

 第1四半期は、売上高が前年同期比1.5%増の782億39百万円、営業利益が0.4%増の43億36百万円、経常利益が1.4%増の43億87百万円、純利益が0.6%減の30億15百万円だった。総取扱高、営業資産残高、売上高、営業利益が過去最高を更新した。新規契約利回りの改善で売上総利益が2.1%増と伸長した。  通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高25.0%、営業利益25.5%と順調だった。通期ベースでも好業績を期待したい。

■株価はボックス上放れ期待

 株価は3400円~3800円近辺でのボックス展開の形だ。そして煮詰まり感を強めている。9月14日の終値は3670円、今期予想連結PERは約10倍、時価総額は約1147億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線突破の動きを強めている。上放れを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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