ファミマとドンキの共同実験店舗、スタート早々から可能性を感じさせる実績に

2018年8月17日 07:45

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 ユニー・ファミリーマートホールディングスがドンキホーテホールディングスと6月1日から行った共同実験店舗の実績が7月に公表された。実験が行われたのは、6月1日からの先発組が目黒区の「ファミリーマート大鳥神社前店」と東京都立川市の「ファミリーマート立川南通店」の2店舗、6月29日からの後発組は世田谷区の「ファミリーマート世田谷鎌田3丁目店」の1店舗の合計3店舗だった。今回公表された実績は先発組の2店舗分である。

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 実験が行われた「大鳥神社前店」は、目黒通りと山手通りが交差する近隣の5階建てメディカルビルの1階に位置する。住宅とオフィスが混在し交通量の多い繁華な地域でありながら、駐車場は持たない店舗である。「立川南通店」は三方を中央本線、南武線、多摩モノレールに囲まれた立川市の準中心部のオフィス街に位置し、店舗前に8台分の駐車スペースを持つ立地だ。ちなみに6月29日からスタートした「世田谷鎌田3丁目店」は住宅街の5階建てマンションの1階に位置し、同一建物内にローソンの店舗もある。店舗前の駐車場には4台の駐車が可能である。以上、店舗の立地条件は様々で、実証実験の意気込みがうかがえる設定と言える。

 先発組の「大鳥神社前店」と「立川南通店」の2店舗の1カ月間の実績の平均は、来店客数が約1.3倍になり、全体の売上高が約1.5倍に増加した。ドンキでも売れ筋の携帯関連グッズや靴下等の日用品が約2倍、品数を増やした酒類の売上も約1.5倍に増加した。特筆すべきは、店舗での滞在時間が約2倍になったことだ。コンビニの来店客は明確な購入動機を持っている傾向が強く、店舗滞在時間はあまり長くないと言われる。店舗での滞在時間が延びて、新たな需要を喚起したことが、約1.5倍の売上増につながったとすれば、今回の共同実験店舗は上々の滑り出しをしたと言えるだろう。

 コンビニ各社の6月の営業実績は、既存店売上では対前年同月比でローソンが1.3%増、セブンイレブンが0.9%増と増加したが、ファミリーマートは0.9%減、ミニストップが1.6%減と沈んだ。来店客数ではローソン3.2%減、ミニストップ3.1%減、ファミリーマート1.8%減、セブンイレブン1.7%減と4社すべてが減少した。コンビニ全体の停滞感が強まる中で、ドンキとのコラボ店の好調さが一際目を引く。物珍しさが客を呼ぶのか、ドンキが客を呼ぶのか、一過性なのか、条件が違っても同様の結果が出るのか?ファミリーマートの検証が続く。(記事:矢牧滋夫・記事一覧を見る

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