関連記事
- ホーム
- > 企業・産業
- > スーパー・コンビニ・百貨店
- > 記事
ドンキ流コンビニの店頭イメージ(ユニー・ファミリーマートホールディングス発表資料より)[写真拡大]
ユニー・ファミリーマートホールディングスは6月から東京都内3カ所で、ディスカウントストアのドン・キホーテと連携したコンビニエンスストアの実証実験に入る。コンビニ業界は商品の均一化が進み、成長力が鈍っているだけに、ドン・キホーテの商品構成や陳列方法をファミリーマートの店舗に導入、斬新さを打ち出す。
【こちらも】ドン・キホーテ、好調の礎は出入り業者への優しさ
実証実験が進められるのは、東京都立川市錦町の立川南通り店、目黒区目黒の大鳥神社前店、世田谷区鎌田の世田谷鎌田3丁目店。いずれも直営店で、立川と目黒が6月1日から、世田谷が6月29日からリニューアルオープンの予定。
各店舗では4,000~5,000点の商品のうち、約2,800点をドン・キホーテから仕入れる。値付けは原則としてファミリーマート側で行うが、低価格をアピールするドン・キホーテの値付けを一部導入する。
このほか、天井近くまで商品を積み上げるドン・キホーテの販売方法も採り入れ、商品棚を通常より高くすることでドン・キホーテの店舗に似たボリューム感を出す。看板には「Produced by ドン・キホーテ」の文字を入れ、ドン・キホーテが運営に関与していることを示す。
ドン・キホーテは激安を訴える値付けと地域のニーズに合わせた商品構成が強みとされ、全国で販売網を拡大している。ユニー・ファミリーマートホールディングスは2017年、ドン・キホーテと資本・業務提携を結び、総合スーパー6店を共同運営しているが、6店とも提携によって売り上げが伸びており、ドン・キホーテの手法がコンビニにどのような効果を表すか、検証する。
ファミリーマートにセブン-イレブン、ローソンを加えたコンビニ大手3社の店舗増加数は2017年度、全国約830店にとどまり、2009年度以降で最も少なかった。インターネット通販の拡大や消費の多様化に加え、商品の均一化が進んでいることから、客足が伸び悩む店舗も少なくない。
ユニー・ファミリーマートホールディングスは総合スーパーでの成功がコンビニに行かせるかどうか確認したうえで、全国に1万7,000店以上あるファミリーマートの多店舗にも展開を検討する。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
スポンサードリンク
スポンサードリンク
- スーパーの好調を、「巣ごもり効果」だけで片付けるべきではない! 2/18 16:38
- ファミマ、「ファミペイ」にローン機能追加 消費者金融サービスに参入へ
2/18 07:41
- コンビニのポプラ、中部・北陸地区から撤退 希望退職も募集へ
2/10 07:40
- 海洋プラスチックごみを使用した買い物かご、ファミマが九州で導入
2/ 9 17:27
- 近鉄百貨店、電話で注文・決済できる新サービス「でんわdeオーダー」開始
2/ 6 15:23
広告