トヨタ・新型クラウン/カローラ・コネクテッドカー(1) 先輩は建設車両の小松製作所

2018年5月29日 16:32

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TOYOTA Connectedのロゴ。(画像: トヨタ自動車)

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 トヨタが新型クラウン/カローラを発表するが、「コネクテッドカー」と名乗るのにふさわしく、ネットとつながったサービスを開始するようだ。ネットとつながるといっても、スマホと同じでは意味はない。本格的な「第4次産業革命」につながるコネクテッドとはいかなるものか?トヨタはいよいよ試験的に始めるようだ。

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■先輩は建設車両の小松製作所

 「コネクテッド」で、先を行くのは小松製作所だ。建設車両のメーカーで、トヨタ生産方式も昔から取り入れている、日本に基盤を置くグローバル企業だ。コマツが始めたコネクテッドは「盗難防止」からだった。建設車両の盗難が相次いだ時、「解除不可能なカギはないか?」とユーザーから問い合わせを受け、それではと考えたのが、GPS装置で車両の位置や状態が分かるコネクテッドだった。

 世界中のどこにある車両でも、その位置、状態がリアルタイムで把握できる。さらに故障の時には、サービスカーが向かう前に故障の予測ができるので部品などの手配が事前に出来るメリットが出てきた。サービスカーが一度車両の点検をし、部品の手配を待って、もう一度出かけていく手間が一度で済むのだ。それだけでなく、故障が事前に予測できるメリットもあり、「ジャスト・イン・サービス」との新造語も生まれている。

 このシステムは航空機の世界ではすでに始まっており、飛行中でもセンサーによりリアルタイムで故障などの情報が地上で管理できるのだ。先行して整備できる安全性だけでなく、故障しそうな部品だけを整備するなどで、定期整備の簡素化が可能となった。コストダウンのメリットが出ているのだ。

 一般論として整備には2つの方法があり、1つは「定期整備」、もう1つが「故障したら整備」する考え方だ。事前に故障を発見して安全を確保するには2つの方法を同時に行うしかない。自動車の車検制度も「定期整備」の考え方だ。しかし、小松製作所のやり方なら故障しそうになったら点検整備すればよいので、定期整備の必要性がなくなる。これは、自動車ユーザーにとっても有益なシステムだ。

 しかし、法定整備はディーラーの重要な利権ともいえる、欠かせない売り上げだ。次はこの問題についてみてみよう。(kenzoogata)

続きは: トヨタ・新型クラウン/カローラ・コネクテッドカー(2)法定整備はディーラーの重要な利権

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