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世界のウェアラブル端末市場、順調に拡大 25年には17年比約5倍の5億台へ
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シード・プランニングは21日、世界のウェアラブル端末市場に関する普及台数予測を発表した。
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17年の世界のウェアラブル端末は前年比30.4%増の1億720万台と推定、25年には約5倍近くの5億100万台になると予測している。
17年の製品カテゴリー別内訳はウォッチ型が50.6%、ブレスレット型は36.8%と、腕周り製品が87.4%を占め、市場の主流となっているという。25年までのカテゴリー別予測は以下のようになっている。
■ウォッチ型
スマートウォッチと言われるウォッチ型市場は既存の時計市場事業者も参入し、あらゆる時計のスマートウォッチ化が進み、市場が拡大するとみられている。
■ブレスレット型
一方で、フィットネス用途のブレスレット型は一部類似する機能を付加したウォッチ型に吸収。一定の需要が残り、市場が推移すると考えられるという。
■メガネ型
16年ごろから VR市場がエンターテインメント分野で大きく成長、さらにARのスマートグラスも17年ごろから業務用市場で実ビジネス化する事業者が増加。
20年以降はコンシューマー市場への浸透も期待されていることから、17年から25年まで年平均32.3%の成長率で拡大すると予測している。
■イヤホン型
近年AI技術の進展と共に新たに注目されているのが「ヒアラブル」とも言われるイヤホン型製品。イヤホンの基本機能の他、ハンズフリー通話やメッセージの送受信、AI音声アシスタントの対応、フィットネストラッキングなど高付加価値機能を追加した完全ワイヤレスイヤホンがコンシューマー市場で活況を呈しているという。
イヤホン型製品はAI技術と融合することで今後さらなる広がりを見せるとしている。
■有望な領域
有望な領域としては、産業用と医療分野が注目されているが、このようなウェアラブル端末が大きく普及するためには、技術的進展や優れたコンテンツの提供、情報セキュリティなどの課題克服が必要だとされている。今後も順調に拡大するとされるウェアラブル端末市場の行方には注目をしていきたい。
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