11月の百貨店とSC売上は前年上回る、冬物が好調

2025年12月28日 17:26

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 日本百貨店協会と日本ショッピングセンター協会が11月の売上高を発表。昨年に比べて休日が2日多かったことに加えて、気温の低下により冬物商品が好調だったことで、どちらも前年同月を上回ったことが分かった。

【前月は】10月の百貨店とSC売上は好調、国慶節でインバウンド好調

■百貨店売上高は4カ月連続で前年上回る

 25日、日本百貨店協会が11月度の全国百貨店売上高概況を発表した。売上高は前年同月比(店舗数調整後)0.9%増の5,214億867万3,000円となり、4カ月連続で前年同月を上回った。

 11月は気温の低下によりコートなどの冬物衣料が好調。時計や宝飾品などの高額商品も外商顧客向けに伸長した。菓子はお歳暮やクリスマスなどのギフト需要で引き続き好調。お節料理やクリスマスケーキの予約も堅調だった。

■大都市は大阪、神戸、その他の地区は四国が好調

 大都市は10都市中6都市で前年同月を上回った。その中でもプラス幅が大きかった都市は、名古屋(前年同月比:2.6%増、以下同じ)、京都(2.6%増)、大阪(4.1%増)、神戸(6.0%増)。

 反対に前年同月を下回った都市は、札幌(1.1%減)、仙台(4.3%減)、東京(0.1%減)、横浜(2.0%減)の4都市。

 都市以外の地区は明暗が分かれた。近畿(1.5%増)、中国(1.6%増)、四国(4.8%増)が前年同月を上回った一方、東北(6.7%減)、関東(0.6%減)、中部(2.3%減)、九州(0.4%減)が下回った。

 商品別売上高も明暗が分かれた。好調だった商品は婦人服・洋品(2.0%増)、美術・宝飾・貴金属(6.7%増)、その他雑貨(5.3%増)、菓子(3.8%増)、サービス(8.4%増)など。反対に不振だった商品は家具(6.9%減)、家電(2.8%減)、その他家庭用品(3.6%減)、生鮮食品(3.0%減)、その他(6.4%減)、商品券(6.7%減)など。

■ショッピングセンターは45カ月連続で前年上回る

 同日、日本ショッピングセンター協会が11月度SC販売統査報告を発表した。売上高は前年同月比6.2%増の7,725億7,086万1,000円となり、45カ月連続で前年同月を上回った。

 昨年と比較して休日が2日多く、3連休が2回あったことで来館客数が増加。さらに気温の低下による冬物商材が大きく動いたことで、「ファッション」「雑貨」「飲食」「サービス」など幅広い分野で好調だった。

■大都市、その他の地域とも全て前年上回る

 売上のうち、テナントは同6.9%増の5,940億3,509万8,000円で、全体同様に45カ月連続で前年同月を上回った。キーテナントは同3.9%増の1,785億3,576万5,000円となり、6カ月連続で前年同月を上回った。

 大都市とその他の地域は全て前年同月を上回った。大都市では名古屋市(前年同月比:10.2%増、以下同じ)、大阪市(7.4%増)、神戸市(11.1%増)、福岡市(9.1%増)で、その他の地域では近畿(8.4%増)、中国(7.1%増)、九州・沖縄(10.2%増)で伸び幅が大きめだった。(記事:県田勢・記事一覧を見る

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