テックファームHD—3Qは売上高が30.9%増、売上高及びセグメント利益ともに3Qにおいて過去最高

2018年5月14日 17:10

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記事提供元:フィスコ


*17:10JST テックファームHD—3Qは売上高が30.9%増、売上高及びセグメント利益ともに3Qにおいて過去最高
テックファームホールディングス<3625>は11日、2018年6月期第3四半期(17年7月~18年3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比30.9%増の40.99億円、営業利益が2.82億円(前年同期は1.19億円の損失)、経常利益が2.83億円(同1.30億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が1.16億円(同0.93億円の損失)となった。
前年同期の損失決算から一転、今第3四半期決算は黒字転換を果たし、経常利益の通期業績予想に対する進捗率は70%となった。

セグメント別では、ソフトウエア受託開発事業は、主力顧客であるNTTドコモ向けの音声認識等のAIソリューションや既存顧客への深耕営業による案件獲得が順調に拡大したことに加え、プロジェクト管理ツールの導入・運用、パートナーマネジメントなど、これまで取り組んできた採算管理の整備が順調に進み、生産性が向上、不採算案件は低位安定したことにより、売上高・セグメント利益ともに第3四半期において過去最高となった。また、IoTプラットフォーム『MoL(Monitoring of Location:モル)』をはじめとした位置情報ソリューション等の自社プロダクト/サービスについて展示会への出展を行うなど、収益拡大へ向けて積極的な営業を展開している。
カジノ施設向け電子決済サービス事業は、引き続き米国ラスベガスでのフィールドテストの実施へ向けて取り組むとともに、日本国内でのIR施設への導入を目指し準備を進めている。

自動車アフターマーケット事業は、自動車整備・鈑金業者向けシステム販売は、主力の整備システムやガラス・部品卸業者向けソフトの販売に加え、グループの開発力を活かした新商品である車検工程管理システムの販売を開始したことにより、事業業績は順調に推移している。

2018年6月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比13.5%増の53.00億円、営業利益が同118.2%増の3.60億円、経常利益が同122.3%増の3.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同396.7%増の1.30億円とする4月23日に公表した業績予想を据え置いている。《MW》

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