関連記事
ITセキュリティのプロ、18%が紙ベースで特権アカウントを管理
アイデンティティとアクセス管理(IAM)ソリューションを提供するOne Identityの調査によれば、ITセキュリティプロフェッショナルの18%が特権アカウントの資格情報管理を紙ベースで行っているそうだ(調査結果概要、BetaNewsの記事)。
調査はOne Identityの依頼によりDimensional Researchがオンラインで実施したもので、IAMの知識がある米国およびカナダ、英国、ドイツ、フランス、オーストラリア、シンガポール、香港のITセキュリティプロフェッショナル913名が回答している。
紙ベースで特権アカウントを管理しているという回答はドイツが26%で最も高く、英国(23%)、シンガポール(22%)が続く。また、回答者の36%は表計算プログラムを使用して特権アカウントを管理しており、67%は2種類以上のツールに依存しているという。
企業システムへの侵入では全体のおよそ80%で特権アカウントがかかわっているが、回答者の57%は特権アカウントの一部のみ、またはまったく監視していないそうだ。また、回答者の21%は管理者アカウントが実行した処理を監視または記録できない点、32%は管理者として処理を実行するユーザーの一貫した識別ができない点を問題点として挙げている。
また、ミッションクリティカルなシステムの管理者アカウントを使用後に変更するという回答は14%にとどまり、ハードウェアやソフトウェアのデフォルト管理者パスワードの変更が確実に実行されていないとの回答も40%に上ったとのことだ。
スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | ビジネス | セキュリティ | IT
関連ストーリー:
GitHubで「remove password」というコミットを検索するとパスワードらしきものが大量に見つかる 2017年02月17日
「最もよく使われているパスワード」、2016年調査でもトップは「123456」 2017年01月19日
連邦取引委員会、「パスワードを定期的に変更する必要は無い」という内容のブログ記事を公開 2016年03月07日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
スポンサードリンク
- 米司法省、善意のセキュリティ調査をコンピューター不正使用として訴追せず 5/24 11:40
- 富士通の政府認定クラウド”に不正アクセス 認証情報など盗まれた可能性 5/21 11:06
- PayPayカード、約29万人の信用情報を誤登録 他社の審査に影響与えた可能性も 5/20 17:06
- NVIDIA製GPUディスプレイドライバー、複数の脆弱性 5/20 11:57
- 電源を切ったiPhoneでマルウェアを実行する手法 5/20 07:56