ローソン、「おにぎり屋」を15年ぶりに刷新

2017年10月29日 11:34

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「新潟コシヒカリおにぎり 焼さけハラミ」(画像: ローソンの発表資料より)

「新潟コシヒカリおにぎり 焼さけハラミ」(画像: ローソンの発表資料より)[写真拡大]

  • 「手巻おにぎり シーチキンマヨネーズ」

■ローソンが「おにぎり屋」を全面刷新

 ローソンは、10月31日から「おにぎり屋」を15年ぶりに全面改良する。デザートや弁当などの定番商品に対するこだわり企画として、販売15周年を迎える「おにぎり屋」が第一弾の対象となった。

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 「海苔」「飯」「塩」の管理方法や製造方法を変更し、具材の質と量などが改善されている。新しい「おにぎり屋」は、31日から全国のローソンで順次販売される。

■刷新のポイント

 ご飯は炊飯時に塩水を使う方法から、炊き上がった後で塩を振りかける「ふり塩製法」に一新した。これに伴い、使用する塩を瀬戸備前のにがり塩に変更、全体的に旨みとまろやかさを向上させたという。

 また、おにぎりの食感を左右する海苔を保護するために、包材を高い防湿性の物へと改善した。海苔は包材を開封してから2時間以内の物だけを使い、より一層パリパリとした歯ごたえを感じることができる。

■新登場するおにぎり

 全面刷新と同時に、31日から発売されるおにぎりは全部で13種類。それぞれにこだわった逸品が店頭に並び、消費者を楽しませてくれる。

 販売高ナンバーワンの「新潟コシヒカリおにぎり 焼さけハラミ」(198円)は、具材のサーモンのハラミを塩糀に漬けこむという初の試みで味わいを深めた。

 販売数ナンバーワンの「手巻おにぎり シーチキンマヨネーズ」(116円)は、シーチキンマヨネーズの重量を従来品と比較して約6割増量した。マヨネーズは、卵の旨みとコクを高めたおにぎり専用の物を使っている。

■「おにぎり屋」とは

 2002年11月から販売を開始したローソンのオリジナルブランド。コンビニエンスストアの主力商品「おにぎり」の質に徹底的にこだわり、ブランドの知名度を上げた。社内プロジェクトを立ち上げて商品部以外の社員から意見を聞くなど、斬新な手段による商品開発も行った。

 人気の「新潟コシヒカリシリーズ」は、低価格帯だったおにぎりの概念を覆す高級路線ブームの発端となった。中でも「新潟コシヒカリおにぎり 焼さけハラミ」は、登場から15年のロングセラー商品となっている。(記事:鷹山了・記事一覧を見る

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