トヨタの燃料電池バス「SORA」、コンセプトモデルが公開

2017年10月19日 20:35

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SORA(コンセプトモデル)。(画像:トヨタ自動車発表資料より)

SORA(コンセプトモデル)。(画像:トヨタ自動車発表資料より)[写真拡大]

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  • 自動格納機構付き横向きシート。(画像:トヨタ自動車発表資料より)

 トヨタは、燃料電池バス(FCバス)のコンセプトモデルとして、「SORA」を公開した。2018年からの発売を予定しており、2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでに、東京都を中心に100台以上が導入される予定とのこと。

【こちらも】トヨタ、水素で動く燃料電池バスを東京都交通局へ納車

 基本となるシステムは、燃料電池車「MIRAI」用に開発された、「トヨタフューエルセルシステム」が用いられている。駆動用バッテリーはニッケル水素、高圧水素タンク10本、600リットルを搭載する。

 SORAの車体には8つのカメラが搭載されており、バス周囲の歩行者や自転車を自動検知、運転手へ音と画像で知らせるという、周辺監視機能と連動している。

 モーター走行のため変速によるショックは生じず、さらに急加速を抑制する加速制御機能を搭載、車内で立っている利用者の安全性にも配慮されている。

 バス停に自動的にぴったりと横付けする機能、「自動正着制御」というのもある。トヨタによれば日本で初となるものであるという。バス停でのバスの隙間は3~6cmとなり、前後も10cmの精度で、特に車椅子やベビーカーの利用者の乗降性は大きく向上する。

 トヨタの最新安全支援システムであるITS Connectにも、バス同士の車群走行支援や、バス優先の信号制御がシステム的に追加されることになり、定時性や速達性が高められる。

 内部も工夫されている。ベビーカーや車椅子の専用スペースが設けられているが、自動格納機構付きの横向きシートが併設されており、一般利用者用のスペースにも転換可能という形になっている。

 また、大容量外部給電システムが搭載されており、最高出力9kW、供給電力量235kWhの電源供給が可能で、災害時などの運用が想定されている。

 なお、乗務員を除いた乗車定員は、座席22席、立席56で79名。

 SORAは、10月25日から11月5日まで開催される第45回東京モーターショー2017に出展される予定である。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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