JR東海、実際に使われていた鉄道用品などの販売サイトをオープン

2017年10月12日 11:51

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サイトイメージ。(画像:東海旅客鉄道発表資料より)

サイトイメージ。(画像:東海旅客鉄道発表資料より)[写真拡大]

 東海旅客鉄道(JR東海)は、実際に運行されていた車両の備品などを販売するサイト、「JR東海倶楽部」を開設した。販売開始は12日12:00から。

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 サイト開設時の商品は、東海道新幹線でかつて活躍していた700系の部品や、同社の運転士や車掌が使用していた時計などになる。商品は不定期に随時追加されていくという。

 実際の商品は、運転台椅子が8万円、グリーン車座席が8万円、車掌回転椅子が1万5,000円、乗務員用腕時計が1万5,000円、といった具合である。いずれも送料・税込みとなる。

 特殊な商品を扱うショップとなるので、注意事項がいろいろとある。列記してみよう。

 まず、商品の状態についてである。基本的には、JR東海の浜松にある工場で解体された部品が、そのまま取り外した状態で届く。つまり特別の清掃、塗装等は加えられておらず、当然、経年劣化していたり、汚れがあったりする可能性があるが、そういうものだと思って購入するべきものである。

 また、時計については電池交換だけは行われているが、オーバーホールはしておらず、動作保証などもない。そして原則、返品・キャンセルは受け付けられない。

 発送は、最初の発売分に関しては11月中旬以降、12月中旬をめどに行われる。配送日の指定などは受け付けていない。出荷時のメール連絡などもない。ただ到着前に配送担当のクロネコヤマトから連絡は来るとのことである。

 決済は、JR東海の既存の通販サイト「いいもの探訪」の決済機能が用いられるが、いいもの探訪の商品と同時購入するようなことはできない。いいもの探訪では購入金額による送料の無料化があるが、それの対象とはならない、という意味だ。

 支払いはクレジットカード払い、コンビニ前払い決済、代引き払いのいずれかとなる。一回の代引きは30万円を上限とする。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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