6月のデスクトップOSシェア、Windows XPが再び増加

2017年7月3日 20:00

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記事提供元:スラド

headless曰く、 Net Applicationsの6月分デスクトップOSシェアデータによると、Windows XPが1.28ポイント増加して6.94%となり、Windows 8.1を再び上回って3位に上昇した(Desktop Top Operating System Versions Share TrendDesktop Operationg System Market ShareDesktop Top Operating System Share Trend)。

 前月から1ポイント以上変動したのはWindows XPのみ。Windows 10は0.02ポイント増の26.80%となり、過去3か月で1.44ポイント増と停滞が続いている。Windows 7は0.42ポイント減の49.04%、Windows 8.1は0.34ポイント減の6.40%、Windows全体では0.13ポイント減の91.51%。Mac OS X 10.12も0.10ポイント減の3.49%となり、Mac OS全体では0.24ポイント減の6.12%となった。OS種類別で唯一増加したLinuxは0.37ポイント増の2.36%となり、過去最高シェアを更新した。

 一方、StatCounterではWindows 10が最も多くシェアを伸ばしており、0.86ポイント増の30.87%。Windows 10以外でシェアが増加したのはWindows 8(2.03%)とLinux(1.74%)のみで、いずれも0.08ポイント増となっている。このほかWindows 7が0.32ポイント減の38.59%となったのをはじめ、OS Xが0.17ポイント減(11.59%)、Windows 8.1が0.03ポイント減(7.9%)、Windows XPが0.15ポイント減(4.1%)となり、上位は軒並みシェアを減らしている。

 StatCounterのデータを国や地域別にみると、チリクロアチアホンジュラスラトビアでWindows 10がWindows 7を初めて上回って1位となり、Windows 10が1位の国・地域は前月の74か国から82か国まで増加。前月はアジア以外でWindows 10が減少していたが、6月は南極を除く全地域で増加した。日本ではWindows 10のシェアが0.2ポイント減の36.87%となり、Windows 7も0.55ポイント減の31.71%。OS Xは1.27ポイント増の16.71%となっている。政府がWindows 10の格安アップグレードをMicrosoftに要請しているインドではWindows 7が52.33%と半数以上を占めており、Windows 10のシェアは19.76%。Windows 8/8.1は合計13.39%で、Windows XPは4.93%に過ぎない。

 Steamでは、前月に50%を割っていたWindows 10 64 bitが1.22ポイント増の51.23%となり、再び50%を超えた。32ビット版との合計では1.22ポイント増の51.23%となっている。このほかのOSバージョンで増加したのは、0.99ポイント増で1.18%となったMacOS 10.12.5 64 Bit(macOS Sierra)のみ。MacOS全体では0.10ポイント減の2.95%、Linuxも0.09ポイント減の0.72%となり、Windows全体では0.18ポイント増の96.24%となっている。

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