JA京都関連の米卸による産地偽装疑惑 、農水省の調査では嫌疑無し

2017年6月30日 08:38

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 週刊ダイヤモンドが「JAのコメ」に産地偽装の疑い、魚沼産に中国産混入と報じていた事件で(過去記事)、産地偽装の疑いは認められなかったという調査結果が発表された。

 偽装を指摘された業者「京山」は、5月にJA京都中央会による調査や検査で偽装の事実は認められなかったと発表していた。さらに6月27日付けで農林水産省による『株式会社京山に対する「米穀等の取引等に係る情報の記録及び産地情報の伝達に関する法律」に基づく立入検査の結果について』という発表も行われた。これによると、問題の業者とその取引業者の帳簿を調査した結果、「仕入先業者の記録により、京山が仕入れた当該国産米4品種が国内の米生産者から集荷されたものであることを確認した」という。また、仕入れから精米の袋詰めなどの工程の検証を行った結果、2012年以降の京山の外国産米の仕入・販売に関し疑わしい点や2016年産の国産米4品種に外国産米の混入が疑われるような点は確認されなかったという。

 なお、日本農業新聞の記事によると「農水省によると、売買同時契約(SBS)による中国産米短粒種は、直近では12年と16年12月にしか輸入されていない。16年に輸入された中国産米が通関を経て業者の手元に届いたのは「今年2月下旬以降だった」(消費者行政・食育課)としている。週刊ダイヤモンドは、京山が取り扱う米を1月に入手し、検査機関に持ち込んだ」ともあり、仮に混入しようにもそれらしい中国産米自体が輸入されていないことになる。

 週刊ダイヤモンドの記事による実損害額は、10億円を超える可能性があるとも言われており、ダイヤモンド社と検査会社の反応が待たれる。

 なお、今回の米の産地判定は同位体研究所が行っており、産地判別精度は92.8%とされている。また、作業の一部は農産物検査法に基づく登録検査機関である日本穀物検定協会が行っている。これら機関が不正を行うことは考えにくいが、一体どこの誰が「嘘をついている」のか、非常に興味深い状況になっている。

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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

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