Windows 10 Creators Updateは4月11日に提供開始

2017年3月30日 21:10

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記事提供元:スラド

headless 曰く、 Microsoftは29日、Windows 10の大型アップデート「Creators Update」を4月11日にロールアウトすると公式に発表した(Windows Experience Blog)。

 Creators Updateでは3Dオブジェクトを手軽に作成可能な「ペイント3D」が搭載され、複合現実「Windows Mixed Reality(旧Windows Holographic)」もサポートされる。Windows Mixed Reality対応のヘッドセットは299ドルから入手可能で、PCメーカー各社が発売する予定だ。ゲームのプレイ画面をストリーミングできる「Beam」やプレイ時にリソースの割り当てを最適化してパフォーマンスを向上させる「ゲームモード」など、ゲーム関連の機能も強化される。

 また、Microsoft Edgeはセキュリティやパフォーマンス、電源消費が改善されており、タブの管理機能やEPUB形式の電子書籍サポートなどの新機能が搭載される。先日のPwn2OwnではMicrosoft Edgeのサンドボックスを迂回する攻撃も行われたが、Creators Updateではサンドボックスの大幅な強化が行われているとのこと。

 このほか、夜間にディスプレイのブルーライトを減少させる「夜間モード」、ペアリングしたBluetoothデバイスを利用してPCから離れたときに自動でロックする「動的ロック」、デバイスのセキュリティ状態を一括管理できる「Windows Defenderセキュリティセンター」などの新機能も搭載される。

 Creators Updateの一般リリース日については、以前から4月の月例更新と同日の4月11日と報じられていたが、Microsoftが日付を公表するのは初めてのことだ。Microsoftでは28日にモバイル版Windows 10 Insider Preview ビルド15063.2の提供をファーストリング向けに開始しており、ビルド15063がRTMビルドになるとの見方が強まっている。先日リークしたWindows 10 アップグレードアシスタントで一時ビルド15063のダウンロードが可能になっていたが、現在はブロックされているようだ。

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