WRC「チーム・トヨタ」、第3戦「メキシコ」でも2台完走・入賞

2017年3月15日 09:01

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記事提供元:エコノミックニュース

ラトバラ選手がドライブするトヨタ・ヤリスWRカー10号車が総合6位でフィニッシュしたWRC「ラリー・メキシコ」

ラトバラ選手がドライブするトヨタ・ヤリスWRカー10号車が総合6位でフィニッシュしたWRC「ラリー・メキシコ」[写真拡大]

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 3月12日、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦ラリー・メキシコの競技最終日となる“デイ4”がレオンを中心に行なわれた。

 TOYOTA GAZOO Racing WRTのヤリ・マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組のヤリスWRカー10号車が総合6位でフィニッシュ。ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組・ヤリスWRカー11号車が総合7位で完走し、今シーズン初めて2台のマシーンが揃って10位以内に入り、ポイントを獲得した。

 今回のラリーは、メキシコの地域的な特徴である高い気温と、標高の高さというふたつの要素が、WRカー「に大きな影響を与える。その結果、競技2日目にはトヨタチームはエンジンのオーバーヒートという厄介な問題に直面した。しかしスタッフ全員の懸命な努力により、競技3日目以降その問題は解決し、最終日には選手たちが心から満足できる状態までヤリスWRカーを進化させることに成功したという。タフなコンディションのラリーを走破したことで、TOYOTA GAZOO Racing WRTは、これまでの寒冷地のラリーとは異なるシーンにおける事象を学び、今後に向けて貴重な経験を蓄積したとされる。

 ラリー最終日はサービスパークが置かれるレオンの東側エリアで、2本合計54.90kmのSSが設定されていた。そして、最終ステージのSS19はトップ5のタイムを記録したクルーに対しボーナスのポイントが与えられるパワーステージに設定された。

 TOYOTA GAZOO Racing WRTのラトバラとハンニネンは、0.3秒差で最終日をスタートし、そのままの順位で今季初めて2台揃ってトップ10位内でフィニッシュし、ドライバーズポイントと、コ・ドライバーズポイントを獲得。ラトバラ/アンティラ組は順位をひとつ落としながらも選手権2位につけ、ハンニネン/リンドストローム組は11位となった。

 また、TOYOTA GAZOO Racing WRTは、マニュファクチャラーズ選手権で2位のポジションを堅持した。

 TOYOTA GAZOO Racing WRTのチーム副代表・嵯峨宏英氏によると、「前戦スウェーデンでは素晴らしい結果を残すことがでたが、気温と標高の高い今回は、これまでとは違う試練を我々に与えるであろうと予想していた。事前に想定テストを行ない、万全の準備をして臨んだものの、我々の予想を超える試練が待っており、とても厳しい戦いとなった」と前置きしながら、次のように述べた。

 「競技2日目には、オーバーヒートに苦しめられたが、エンジニア・メカニック一丸となって、限られた時間の中で対策を施し、最終日のSSでは、それらの対策が効果を出した。そして、クルーがゴールまで無事にクルマを走らせ続けてくれた。こうした経験が、ヒトを鍛え、クルマを強くしてくれるのだと思う。今回も、学ぶことの多いラリーとなった」(編集担当:吉田恒)

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