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ウコンの主成分であるクルクミンに薬効はないという話
日本では二日酔いなどに効くと言われているウコン(ターメリック)に薬効は無いのではないかという話が出ている(GIGAZINE)。
指摘されているのは、ウコンに含まれているポリフェノールであるクルクミンには薬効が無い、という話(Journal of Medicinal Chemistry掲載論文)。
そもそもクルクミンについては「ヒトでの有効性・安全性については信頼できるデータは見当たらない」という状況であるが(「健康食品」の素材情報データベース)、論文によると、クルクミンはさまざまな化学反応試験に干渉するを及ぼす可能性があり、その結果実験において実際には薬効が無いにもかかわらず薬効があると判断される可能性があるという。また、二重盲検法などプラシーボ効果を除いた検証でクルクミンの効果が確認された事例はないという。
ただ、今回の論文で指摘されている対象はクルクミンのみで、ウコンのほかの成分についての言及はない。ウコンにはクルクミン以外にもさまざまな成分を含んでいるため、直ちにウコンに薬効がないと判断できるわけではなさそうだ。なお、「ウコンの力」という製品を出しているハウス食品はこれについて、ウコンの全容は解明されておらず、正しいとも間違ってるとも言えないとの見解だそうだ(ロケットニュース24)。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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